テーマ:映画館で観た映画(8575)
カテゴリ:映画
今日は、
この調子だと 私の大好きな季節「春」はあっという間に終わり、 酷暑の「夏」が幅を利かせそうで ちょっと心配。 さて、今日は、少し前に観に行った映画 「ベジャール、そしてバレエはつづく」について。 ベジャール、そしてバレエはつづく 【映画あらすじ】~goo映画より~ 20世紀を代表する偉大な振付家であり、 ベジャール・バレエ団の主催者であるモーリス・ベジャールが 亡くなって1年あまり。彼の残したバレエ団は、 その後任者であるジル・ロマンが引き継いでいた。 芸術監督として自身の振付作品「アリア」のワールドプレミアが迫るなか、 ロマンは団員たちへの指導を怠らない。 しかし彼には「ベジャールの後継者」という重責がついてまわる。 そして公演日。舞台の幕が開いた…。 goo 映画 モーリス・ベジャール亡き後のバレエ団。 神様のような存在だったトップ(ベジャール)が いなくなった後の組織を、 残されたメンバー全員がどう繋いでいくか。 ベジャールが偉大すぎただけに、 その不安、重責はいかばかりか。 * この映画、昨年見た「パリ・オペラ座のすべて」(2009/10/31ブログ)と同じく、 淡々としたバレエ・ドキュメンタリー映画でした。 同じ系統の映画なのですが、ただ、私は、 前回の作品「パリ・オペラ座のすべて」は、芸術的な視点で、 今回の作品「ベジャール、そしてバレエはつづく」は、 職業人的視点で鑑賞してしまいました。 * この映画を観て、一番心にぐっときたこと。 それは、 組織って、そこに所属するメンバーそれぞれが 自分の役割をしっかり認識し、 一丸となって同じ方向に進めば、 こんなにも強い力を生みだすんだってことでした。 “ベジャール亡き後の初めての舞台を、ベジャールの為にも、 ジル・ロマン(後任者)の為にも、自分の為にも、皆で成功させたいの” こういう感じのセリフが、 どのバレリーナからも出てきました。 映し出されたバレエ団の挑戦する姿は、 皆の力が集結された弾丸ライナーって感じで、 強かったし、美しかった。 絆を感じました。 一方、私の会社なんて、大きくない組織なのに 何々派閥・誰それ系チームなど 自分たちの利権ばかりを考えた小集団が あちらこちらに出来ています そして、それらが、 日々、自分たちを邪魔する他のチームを蹴落とす策略ばかりを 考えているから、組織として本当にまとまらない。 バラバラ。 上層部の人たち自身が、 自分たちは「ごますり」で出世してきたって言っている。 「ごますり」をしてきたから、「ごますり」されるのが 大好き。だから小集団があちこちにできる。 それぞれのベクトルが内向き(社内)に向いているから、 きっとこの先は大きく成長はしないだろうなって思う ちょっとは、ベジャール・バレエ団を 見習えって感じですね * この映画、 ベジャールファン、バレエファンだけでなく、 組織作りに悩んでいる経営者が観ても 結構いい勉強になるんじゃないのかな。 いいトップがいた組織は、そのトップがいなくなっても 力を保ち続けるってことが この映画を観たら、よくわかります。 ベジャール、そしてバレエはつづく 公式HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/03/21 02:25:08 AM
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