カテゴリ:語る
昨日は江ノ島のイベントをさっさと切り上げて帰ってきた。黒髪に戻し、刹那的な楽しさに素直に身を任せられなくなったあたしには、江ノ島はもう苦痛以外の何者でもなかったのだ。それに、江ノ島は色々思い出す土地でもある。「もう帰りたい」と言ったあたしを心配した彼が、「ちょっと歩こうか」と言ってくれたのだが、歩く場所歩く場所、全部フラッシュバックするところばかり。自分にも、思い出にもうんざりした。
帰る途中、おなかがすいていたのもあり、あたしのマンション近くのとあるファミレスに入った。あたしはイベント中に少しお酒を飲んでいたのだが、酔いがその頃になってまわってきた。しかも悪酔いである。でも彼は「飲みたい日は飲めばいい」と言って、あたしの話を黙って聞いていた。いつもそうなのだ。彼は絶対に怒らない。昨日は、それが嫌で嫌でしょうがなかった。あたしは目の前で元彼への未練や不満をずっと言っているのに。一発二発殴られたって不思議じゃないのに。元彼といても未来がないから、あたしはもう一度彼とやり直すことを選んだのに、あたしは彼の優しさに甘えきって、自分の弱さから抜け出せないでいた。 その後、色々な経緯があったのだが、修羅場になった。「ナツを甘やかしすぎた。もうこんな辛い思いはしたくない」そう言って、彼は初めてあたしを怒った。 反省した。 本気で。 あたしだって、あんな辛い思いをさせるのも、するのも嫌だ。 傷つけたり、傷つけられたり、期待したり、期待させたり。 そんな連鎖にはもう疲れた。 もう、ホントにうんざりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[語る] カテゴリの最新記事
|
|