「パッチギ!」
韓国語学科を目指して勉強していることもあって、最近やたらと韓国関係の映画や本を観漁り&読み漁っているあたし。特に映画は韓国本国のものも好きだけど(OLD BOYはヤバイ!Fight Clubとか好きな人は絶対チェック)、それ以上に好きなのは、日本製作の在日朝鮮・韓国人を扱ったもの。今までも「GO」(この時の窪塚は肩に力入りすぎなんだけどそこが逆にいい)や「血と骨」なんかを観てきて、そのたびに色々考えることが多いんだけど、今日静岡から帰ってきて、いつものごとくゲオにふら~っと立ち寄ったら、発見しちゃったんだよね☆「パッチギ!」劇場公開の時に見逃してから、ずっと観たかったんだよね。ストーリーの舞台は1968年の京都。ひょんなきっかけから朝鮮高級学校の番長の妹に恋してしまった男の子が主人公なんだけど・・・いやぁ、井筒のおっちゃん、なかなかやってくれるじゃないのさ。泣き虫ですぐ感情移入してピーピー泣くあたしが、切なさで押しつぶされそうで、逆に泣けなかった場面があって。観た人は「あ~あの場面か?」って予想はつくと思うんだけどね。この映画は、日韓両国の歪んだ目線から自国を正当化しようとしてる頭でっかちな愛国主義者さんたちにぜひ観て欲しいですな。偉そうなことは書けないけど、本当の相互理解・和解っていうのは正論や理屈を押し通すんじゃ無理、お互いの民族をよく知って、心に訴えかけるような策を取らないとダメだなぁって思うね。たぶん(っていうか絶対)日本人も韓国人も、お互いのこと全然分かってないんだ。日本人はニュースでちょこっと反日運動なんかを見て、「韓国人はいつまでたっても許してくれない、ずっと歴史を政治的コマに使うつもりなんだ」って思ってるし、歴史教育はおざなりで高校の世界史取りでもしなきゃ近代史や朝鮮半島史なんてやる機会ないし。韓国人はなかなかのクセモノな歴史教科書で「日帝36年の植民地支配」をみっちりやってるから、日本と日本人のことを分かったような気になっちゃってるし。ホント、無知と先入観ほど人を狂わせるものはない気がするよ。昨日のバカブログが嘘のようなマジメブログを書いてしまいましたが、こんなにこねくり回して色々考えなくても、「パッチギ!」は充分面白いですよ(どこの回し者だよ)ぜひごらんあれ♪