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2008年01月03日
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カテゴリ:パパのひとりごと
今朝の明け方に見た夢の話です
2日の夜に見るのが初夢というので、これが僕の初夢ということになります
かなり不思議で、考えさせられました
【うちの家族に告ぐ】
これからの話はあくまで夢の話なのでも、誤解のないように(^^)

では…


僕とちび3は始めは何かしら他愛のないゲームのようなことをして遊んでいた

そのうちみかんか何かを投げ合いをしてふざけていたのだが、こちらがみかんを投げるとちび3はビリヤードの玉のような物を投げ返してくる
それが頭を直撃し、かなり痛い

それも尋常な数ではなく、こちらは頭が痛くて痛くてたまらない
こちらもだんだん腹が立ってきて、たまに玉を投げ返すのだがそれに対してちび3は更に倍くらいの玉を僕の頭に向かって投げてくる

そのうちに僕はキレた
「この野郎!」
立ち上がるとちび3は、3歳くらいの男の子の姿をしていた

「なめとったらあかんぞ!」
僕は自制が効かなくなるのがわかった
「オレがお前をどんな気持ちで育ててきたか分かるんか?ああっ???」
怒りが怒りを生み、声がうわずってくる

握り拳を固めながらちび3に近付いた
まず僕は、ちび3の膝の辺りを蹴り上げた
もちろん手加減はしていた

ちび3は生まれて初めての父の暴力が信じられないという顔をしている
続いて肩の辺りを拳で殴る

バチッという音がしているが、手加減しているので大けがをすることはないだろう

僕の鉄拳の制裁は5~6分続いた
心の中では、「ちび3よ、いい加減分かってくれよ」
という懇願のようなものが湧いているが、こうなった手前やめるわけにも行かない

ちび3(といっても3歳の男の子だが)は風呂場に逃げ込んだ
そして風呂場から
「覚えとけ!」
などと憎まれ口を叩いている

そこで僕は気付く
手加減した制裁などしないほうがましなんだと

暴力は振るわないに越したことはない
しかし、体罰を与える以上、手加減せず思いっきりやらないと逆効果だ
よし、今度あいつが出てきたら怪我をしようと死んでしまおうとかまわない
思いっきりやってやる
そして、それであいつの根性が治らなければ自分も刺し違えて死んでやる

しばらくすると風呂場が開き、ちび3ではなく二十歳前の茶髪の男が出てきた
僕の前まで歩いてきて、軽く頭を下げ、僕に手紙と何かを渡した

手紙は3通あった

一通目はちび1からだった
ちび1の手紙は、お祝い会を開いてもらってうれしかったこと
お祝い会の内容がどんなもので、誰がどんなことをしてくれたか書いてある

…そうだ、今日はちび1のお祝いの会だったのだ
…それなのに僕はそれを台無しにしてしまったのだ

2通目はちび2からだった
水色の便せんには何も書かれておらず
涙だろうかあちこち濡れていて、くしゃくしゃになっていた
…ちび2、すまない。せっかくのお祝いの場を修羅場にしてしまった…

3通目がちび3からだった
(現実では、ちび3は小学校低学年の頃は筆まめで、いつも夜遅く帰る僕に手紙を書いてくれていて、それにはお下げ髪の自画像がかかれていました)

ちび3の手紙は、現在の彼女の字ではなく、小学校に上がる頃のやっと読める字で
「おとうさん、いつもがんばってくれてありがとう。パーティたのしかったです。いつまでもげんきでやさしいおとうさんでいてください。これたべてね」
と書かれ、手紙の終わりにはいつものようにお下げ髪の自画像とさくらの絵
そして手紙にはいびつな形をした手作りのサンドイッチと、紙パック入りのオレンジジュースがついていた(そう言えば、ちび3は父の日母の日などにはプレゼントをくれたり、料理を作ってくれるやさしい娘だったのだ)

三通の手紙を読んでいるうちに僕は泣けてきた
ワイフが心配そうな顔をして横に座っている

はじめは鼻水が出る程度だったのだが、たちまち涙が出始め、続いて嗚咽を止めることができなくなった

僕は左手でワイフの肩を強く抱いた
すまない、本当にすまなかった

僕は結婚以来、優しい夫、頼れる父になろうと頑張ってきたつもりだった
しかし、違ったのだ

僕の本性は、子供に暴力を振るい、更に次には子供と刺し違えようとまで考えるような鬼だったのだ
それなのに、子供たちはこの僕にお礼を言い、心配をし、手紙をくれたのだ

ありがとう、お前たち
お父さん、もう一度やり直してもいいか?



そこで目が覚めたのです
目が覚めた後も、まるで本当にそんなことがあったようなハラハラドキドキ感と、感情の揺れが感じられました

でも、夢というものはすぐに覚めて忘れてしまいます
僕は明け方に飛び起きてパソのスイッチを入れ忘れないうちにと記録したのでした

夢というものは不思議です
ありえないような話だけど、心の片隅でくすぶっているほんの小さな思いが雪だるまのように大きくなり、具現化してしまいます

しかし、今回の夢から醒める直前の子どもたちに対する回想と家族に対するすまない思いや、しっかりやり直したいという気持ちは覚めた後もはっきりと残りました

現実には起こってはならない衝突でしたが、夢で仮想体験出来たために、自分の生き方を考えさせられることが出来ました

不思議な不思議な夢でした





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最終更新日  2008年01月03日 08時42分02秒
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