昨日、京都東山の寺院で火災があり、重要文化財などが所蔵されている収蔵庫が消失した
この火災の事を報じる今朝の京都新聞トップの写真を見て目を見張った

写真には燃えさかる建物の中から、仏像を必死に運び出す警察官と消防士の姿が…
いつもは、身体を張って僕らを守ってくれている彼らは、この時は身体を張って国民の宝を守ってくれたのだ

京都には国宝、重文など国の歴史を後世に伝えるかけがえのない財産が数多くある
平安の昔から、この街は何度も戦乱大火に見舞われ、その大部分は現在には残っていない

わずかに残った物は、いにしえの昔から、僧侶が、庶民がその命を賭けて厄災から守り通して来た貴重な貴重な財産であり、ひとたび消失してしまうと二度と戻らない、それこそお金になど換算できない財宝なのです

この写真に写っている警察官、消防官は多分誰に命じられることなく、京都に生きるものとして魂の奥深くで、この守るべきものの大きさを知っていたのだろう

もしかしたら、京都以外の方には、この消防士さんやお巡りさんの行いは理解できないかも知れません
でも、京都に惚れ込んだ僕には分かります

消防士さんもお巡りさんもこの京都を惚れ込んでいるのでしょう
そうでなければできませんよ

本当にお疲れさま、ありがとう

京都の仏教界の皆さん
こんな風にして守られた、みんなの宝です

もうちょっと拝観料を下げてくださいよ
京都好きの僕にはちょっぴり痛い値段です