カテゴリ:パパのひとりごと
帰りの電車の中です
今日は三女ちび3の誕生日です 早く帰るはずが、こんな時間になってしまいました 早いものでもう16歳になります 娘が生まれたのは朝でした 陣痛がやって来て、病院へ 上の二人の娘の時も僕は病院に付き添い、二人目の時は出産に立ち会いました だから、変な言い方だけど「少し慣れている」つもりでした でも、三人目の時は妻は上の子の時以上にお腹を痛がり、とても苦しそうでした それでも、まだまだ生まれそうになく、妻はふぅふぅ言って、苦しがるし僕にはどうしてやることも出来ず、男親の無力さというものを感じさせられました 二人目の時は、安産で、分娩室でも僕は冗談を飛ばしていましたが、ちび3の時は多分顔面蒼白になっていたのではないかと思います 妻は僕の指を、折れるかと思うくらいの力で握ってきます 「がんばれ!もう少しや!」 …神様、どうか妻と子を守ってください!! 生まれた! 元気な産声 助産婦さんの顔がすこし穏やかになります 憔悴しきった妻の表情と、まだ目が開かず手のひらをいっぱいに広げて空を掴むように動かしながら泣いているわが子を見ると、僕はいつの間にか泣いていました よくがんばってくれた そして、よく生まれてきてくれた ありがとう、ありがとう、ありがとう… 娘は小さい頃は同級生に比べて身体が小さく、いつも数年年下に見られました どこへ行くにも、いつも僕にくっついてきて 妻からは「磁石」と呼ばれていました 僕にとっても末の娘は、僕の理解者であり、いつも応援してくれる心強いチアリーダーでした その娘も高校に入り、今は家族で一番、僕と距離を置くようになりました でも、僕は、この子が小さい頃に十分にくっついてもらったし、十分にうれしい思いをさせたもらいました ですから、満足しています 【ちび3へ】 大事な娘へ 誰よりも負けん気が強くて、そのくせ臆病で、本当は寂しがり屋なのに、いつも意地を張ってしまう娘よ 星の数ほどの中から、私たちを両親に選んで生まれてきてくれてありがとう お父さんは、いつもお前の味方のつもりだったが、本当は自分の勝手な思いで君を縛り付けていたのかも知れない これから先、君はどんな人と出会い、どんな経験を重ねて行くのだろう 舞い上がりたいほどうれしいときもあれば、悲劇のどん底かと思うときもあるだろう 苦しいとき、心の隅の端っこでいい 父がいることを思い出してほしい それは、父がこの世からいなくなったとしても同じだ そして、君にしか出来ない生き方を見つけ、誰かを幸せにする人に成ってほしいと思います 今日は、いつものケーキ屋さんはもう閉まっていました でもプリンをたくさん買ったから、みんなでお祝いしよう そして、命がけで君をこの世に産んでくれたお母さんに感謝しよう 誕生日、おめでとう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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