児童虐待について
親が行政に対し、自分の子を守ってくれなかったと訴えることはよく聞くしかし、今回は行政が、虐待する親から子供を守れなかったかという議論になっている僕らは、「親は、命に代えても自分の子供を守るものだ」という信じ込みを持っている母親になるんだと分かった時、どんな気持ちだったのだろうきっと「この人の子供なら、かわいい子になるだろう。大事に大事に育てよう」と思い、生まれるまでの間、お腹をかばい、時には父親もお腹を撫でたり話しかけたりして、楽しみに過ごしたはずじゃなかったのだろうか?出産の苦しみは、僕ら男どもには到底耐えられないだろうと言われているその産みの苦しみを乗り越え、この世に生命を生み出したのだ「パパに似てやさしい男の子になるのよ」そんなことを願いながら、小さな手を包み込んだのではなかったのだろうか?それが、父親に似てくることが腹立たしかったのだという5歳の男の子の体重は、わずか6キロしか無かったらしいはじめにも言ったように、親は子を慈しみ育てるものと信じており、まさか虐待したり、ましてや殺してしまうなどということは、一昔前まではなかったのではないか家庭には法律が入らないそれは、家庭の中には法律で禁じなくとも、家族を傷つける者などいるはずがないと、信じているからであるそれが、今では行政機関が積極的に介入していれば、虐待を防げたのではないかと議論されている確かにそうかもしれないだが、それならそれで、今までの性善説を捨てて、悲しい話ではあるが子供の命を守るために家庭内に法律を入れてしまうということなのだろう外科的療法として法律を入れることには仕方がないと思うが、それと平行して物心が付いた頃から、人を思う気持ち、他人の気持ちを思いやる人間を育てていかなければ、早晩この国は自滅してしまうか、他の強国の属国になってしまうような危惧を覚えるニュースであった