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シングル母のアメリカ暮らし

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2004.08.19
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カテゴリ:母のひとりごと
私は東京で生まれて東京で育った。

というと、都会っ子のイメージがあるが、そうでもない。
いちおう23区内には入るが、川の向こうはS県だし、
当時は家の周りに畑もあった。
田舎とは言えないけど、都会とも言えない。
そんな場所で生まれ育った。


小さい頃は都下にある、父の勤め先近辺でいつも遊んでいたのだが、
そこはまだまだ開発前の地域だった。
小川のタニシをとり、林にいってセミやクワガタをとったり、
秋になると、クリを広い集め、柿の木によじ上って美味しそうなのを失敬し、
畑のあぜ道で、カエルやカタツムリをつついて遊んだ子供時代だった。


家の周りでも、歩いて30分の河川敷まで行って
メダカをとったり、石を投げたり。
春はノビルやよもぎ、つくしの宝庫だった。


絵を描く仕事につこう、と決めたのは中学の時。
漠然とたいして上手でもないスケッチを適当に描き、
イラストだのデザインだのそういう言葉に憧れ、
それまでの膝小僧に泥汚れをつけた自分におさらばし、
「都会の女」となるべく方向を転換した。


高校時代は洋楽の影響で外国に憧れ、
その後デザインの学校に進んでからも、
仕事を始めてからも、都会派嗜好は変わらなかった。


クラブに入り浸り(当時はカフェバーと呼ばれてた店もあったっけ)、
ゲイバーをはしごし、明け方まで徘徊し、朝の6時に眠りにつく。
夜の繁華街はきらきらしてて、活気があって楽しかった。
明け方のひんやりと青いまだ静かな街の、
うす汚れた姿を見るのも嫌いではなかった。
遊んでばかりいたわけではない。
仕事柄、徹夜仕事になる事も多かった。
そんな時も、東京の真ん中でカタカナ職業に就いて
徹夜してタクシーで帰る、ということが格好いいと思った日もある。
若いって頃っていうのは、恥ずかしいこともいっぱいするね。


今は時代が違うだろうが、私が夜の東京を楽しんでいた当時は
青山、西麻布、六本木に表参道、原宿と一歩入れば住宅地。
朝がた、徹夜明けの仕事、または二日酔いなど、
とにかく寝不足のよれよれ姿で歩いていた私は
住宅街の早起きなお年寄りから見たら、
大きなネズミがうろうろしているようなものだったんだろうな、と思う。


とにかく夜、行動していることが楽しかった。
でも昼間寝ているわけにも行かず、
朝は朝でちゃんと起きなければいけないわけで
なんだか慢性の寝不足だったような気がする。
きっと疲れもたまっていたのだろう。
対して歳をとっていたわけでもないのに
だんだん人生に疲れたような気になってきた。


こういう状態で知り合う人間関係は
相手が男でも女でも不毛な状態である事が多い。
そのうちあれほど楽しんでいた夜のお出かけも
惰性でつきあうようになっていき、
ある日突然、すっぱりとすべてがどうでも良くなってしまったのだ。


そんな時にカヤックに出会い、
すっかりはまってしまった。
毎週渓流にいき、自然の中で過ごした。
心の中が洗われていくような感じがして、
私は田舎のねずみなんだなあとふと思った。
仕事で徹夜になるのは別として、
夜遊びに行くなんてことは、急に色あせてしまった。


今、何となく流れ着いて
アメリカの一応、都会と言われるところに住んでいるが、
ここのどこが都会であるのか。
便利ではあるし、仕事の機会もあるし、
確かに町中ではあるけれど、
それでも山と海がすぐ近くにあり、
自然とともに暮らしていける、
ここでの生活をけっこう楽しんでいる。


小川に入ってメダカをとったり、
海でイソギンチャクをつついたりしている長男が
何故か時折ニューヨークやロス、シカゴといった
高いビルのたくさんある大都会の風景に憧れているのを見て、
この子はどっちのねずみになるのかなあ、とふと思った。


私も今の暮らしに満足はしているが
子供たちが巣立って一人になったら、
また都会派嗜好になってもいいかもな、と思う。
ロック婆ちゃんじゃないかもしれないけど、(笑)
サンフランの夜を楽しむ婆さんも悪くはないかもね。


献立:サンマ塩焼き、ごはん、青菜のあえものの残り、ブロッコリー
五目煮豆、マンゴー





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Last updated  2004.08.20 00:18:32
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