シングル母のアメリカ暮らし

昨日の日記はお題が少々重かったので、
今日は軽く流そうと思う。
ステーキの翌日はやっぱりソーメンよね。
とはいえ、まだまだ皆さんの意見も聞いてみたいので
「変態の魔の手から子供を守る」について、
コメントくださる方は、ぜひぜひお願いいたします。


私の実家は団地の１室である。
それでも各家庭に猫の額ほどの庭を与えられている。
１区画４、５メートル四方の庭を、皆思い思いに
花を植えたり、野菜を植えたりして楽しんでいる。

母の友人である、隣室の奥さんは農家の出身であり、
畑仕事はお手の物だ。彼女が分けてくれる苗や種のおかげで
母の小さな菜園はいつもにぎわっている。
一人暮らしの老人が食べていくには十分な収穫だ。
季節の野菜でにぎわう畑は、出不精の母に１日１度は外に行く機会も与えてくれる。
そんな菜園を見て、私もやりたいなあと思ったのが始まりだ。


最初に住んだ家は庭が荒れ果てていたが、スペースはけっこうあった。
堅い土を耕し、たい肥を混ぜ込み、畝を作って
トマトとピーマン、枝豆を植えた。
面白いほどにそれらは実り、トマトなどは食べきれないので
友人や近所にもおすそわけした。


次に住んだ家はこじんまりした庭がついていた。
そこでも小さな土地を利用して、毎年いろいろなものを植えた。
必ず植えるのはトマト。この家には８年住んでいたが
トマトだけは毎年、場所を必ず変えて植え続けた。
ナス科の植物は同じところに続けて植えてはいけないそうだ。

年によっていろいろ試したが、きゅうり、なす、赤カブ、ジャガイモ、
いんげんやねぎなど。冬はホウレン草、小松菜などの葉ものがいい。
ハーブもローズマリーやタイム、ミント、パセリなど、
よく使うものを植えておくと便利だ。夏にはしそもいい。
コーヒーや紅茶をあまり飲まない私は、ハーブティが好きだが、
なかでもレモンバーベナ（仏でベルベーヌ、クマツヅラの事）お茶が好きで、
これはまずアメリカでは茶葉として手に入りにくいので、
何処に住んでもかならず真っ先に植える。
不思議なもので、茶葉としてはどこにも売っていないのに、
Longsというドラッグストアのハーブコーナーにはたいてい置いてあるのだ。
他では滅多に見ない。


この家に引っ越してきたのは６月の終わり。
夏の野菜を植えるには遅すぎたが、引っ越し後、旅行などで
バタバタしていたので、菜園作りの時間もなかった。
先週大家さんが、野菜の苗を持ってきたといって、
スクワッシュの苗を６－７株わけてくれた。
今からでも遅くないと言う。
しなびた苗を見ながら半信半疑で植えてみたがどうなる事やら。
バジル、レモンバーベナ、ラベンダーはもう植えてある。
よく使う万能ネギもしりあいから球根をもらって植えてみた。


ほんのちょっとした事なのにわくわくしている。
これから少しずつ庭を手入れして
たくさんのハーブや野菜、花などを楽しみたいと思っている。
ほんの小さな庭だけど、私の宝物になるといいな。


本日の献立：ベーコンとほうれんそうのキッシュ、ペンネのトマトソース和え、
ゆで野菜（カリフラワー、ブロッコリー、いんげん、にんじん）　洋梨

　　　


夕飯画像、小さく入れてみました。
キッシュレシピもアップしました。