シングル母のアメリカ暮らし

ここ２、３日仕事が忙しかったせいか、
今日は子供に本を読みながら、自分も一緒に８時過ぎに寝てしまった。
で、今は深夜の２時。おめめもぱっちり。
こうなるともうなかなか眠れないので、日記を更新。


こういう時には変に小腹がすいてしまう事がある。
ここでその空腹感に打ち勝てる人がダイエットの勝利者なのだ。
が、私は自他ともに認める敗北者だ。
あー、何かお腹すいたなあ、と思った時点で冷蔵庫を開けている事が多い。
こんな時にほんのちょっと食べるもの、がお菓子などであってはいけない。
ほんのちょっとですまなくなるから。
むしろ、一口残った残り物をつまんで終わりにした方がいいような気がする。
うちの冷蔵庫にはよく貧乏臭い、ひとくち残り物が潜んでいるのだ。


話は変わるが、昔、「青春の食卓」という漫画にハマったことがある。


もともと食い意地のはっている私は、
東海林さだおの丸かじりシリーズはもちろんのこと、
弟の愛読書だった「クッキングパパ」、
テレビや映画にもなった「美味しんぼ」、
（映画版は佐藤浩市さま主演。見てないけど）
その他、レシピブックから
話題にもならなかった料理うんちく話まで
とにかくおいしそうなエッセイや漫画、小説などは
なんでも好きだ。


その中でもかなり楽しめたのが「セイシュンの食卓」。
安い材料で手早くおいしく。
時には涙が出るほど貧乏臭いレシピもあり、
情けないオチも満載のかなり笑える漫画だった。


ところでうちにも良く登場する（おもにランチだけど）
セイシュンの食卓並みの淋しく、しかしおいしいごはんがある。
そのほとんどが、丼ものだ。


良く登場するのは納豆ごはん。
これは安価で栄養もある優良ごはんだ。
これは「子供たちにきちんと今日も食べさせた」、
親の務めを果たしたという満足感も与えてくれる。
この納豆ご飯にクリームシチューの残り物をかけて
チーズをかけて焼いた「納豆ドリア」。
節約系サイトで見たんだけど、おいしいから試してみて。


密かな私の好物は「アボカド丼」
アボカドが安い時によく作る。（というほどのもんじゃないけど）
良く熟れたアボカドをスライスして、わさび醤油にひたし、
ほかほかごはんにのせる。それだけ。
へたな鉄火丼よりおいしい。


ちょっと情けないのが「いか天かす丼」
最近「いか天かす」とか「えび天かす」というのを見かける。
いかもえびももちろん入っていない。
きっとエビ天、イカ天を揚げた時に出来たかすなのだ。
立派な「いか風味天かす」というわけだ。
それをパラパラっとごはんにかけて、麺つゆをかける。
たくあんなど添えたら、ゴージャスなランチに。
永谷園の「松たけの味お吸い物」があったらもう言う事はない。


どこで見たのかは忘れてしまったが、
「うなたれ丼」というレシピを見た事がある。
いかにもおいしそうな名前だが、
ご飯に「うなぎのタレ」をかけただけのものだった。
でもおいしそうだ。
ミツワに行って「うなぎのタレ」を買ってみようと思ったが、
けっこう高かったのでやめた。
こんなに高いのでは「セイシュンの食卓」の趣旨の反するではないか。


うなぎで思い出したが、スーパーのセールの冷凍うなぎ。
そのままチンしたりすると、とても固くて安物感が漂うが、
蒸し器で蒸すと、かなりふっくらとおいしく仕上がる。
この場合はちゃんとした「うな丼」なので、
大変立派な一品として夕飯扱いに昇格される。


自分で食べてて情けなさにあふれてしまったのは「なると丼」
ラーメンに使った普段は決して買わないなるとの残りを
ご飯の上にびっしりと並べてみた。
もしかするとカワイイかなと思ったが、やってみたらめまいがした。
奇をてらった失敗作だった。


おいしかったのは「即席豚キムチ丼」。
ごはんにキムチをのせ、
ほんのちょっとごま油をからめた豚肉の薄切りをならべ、
電子レンジでチンをする。
なかなか悪くはなかった。


でも丼と言えば聞こえはいいけど、
考えてみたら残り物でもなんでも、とにかく丼になっちゃうんだよね。
こじつければ、丼レシピ本なんてあっという間にできちゃうかも。


なんてこんな事ばかり書いていると
お腹がすいて暴走してしまう恐れがあるので
このへんでやめておく。
深夜のひとりごとでした。




本日の献立：
スパゲティナポリタン、なすのグラタン（のこりもののトマトソースで）
ガーリックチキン、シーザーサラダ