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シングル母のアメリカ暮らし

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2004.12.04
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カテゴリ:離婚生活
12月3日は私と元夫の結婚記念日だった。


10年前のこの日、私たちは結婚式を挙げたのだ。
家族と親しい友人のほんの小さな結婚式。
私は普通の着物を着て、元夫は普通のスーツに花をさして、
会場は1日50ドルの教会の施設を借り、
ケータリングを頼んで、皆でご飯を食べた。
それなりに幸せな楽しい1日だった。

10年前はこんな日が来ようとは夢にも思わなかったのだ。

2年前のこの日、元夫は電話で私に向かって
「Happy Anniversery」と言った。
私はそれがあまりにも無神経に思えて電話を切った。


去年は、元夫に「今日は何の日か知ってる?」と聞かれたので
「知らない。どうでもいい。」と言ったら黙ってしまった。


今年はその日が金曜日に当たってしまった。
こんな日にひとりかあ。
やだなあ。落ち込みそうだなあ、と思った。
でもじゃあ誰か友だちを誘ってワイワイやろうと言う気にもなれない。
ちょっと前に参加したセミナーの催しに誘われたので行く事にした。
全然気が向かなかったけど、一人でいるよりはいいかもと思った。


そこである女性に会った。
何回か話した事はあるが、とても感じのいい人だと思った。
でもちょっとテンションが高くて苦手かも、とも思った。
その人といろいろ話していくうちに
いつの間にか話さなくていい事まで話していた。
離婚の出来事、元夫との関係、元夫への複雑な気持。


今日は本当は結婚記念日だったんだ、というと
「じゃあ、彼に電話してごらん。
Happy Anniverseryって言ってごらん。」
「何で?いやだよ、そんなの。」
「彼との関係に風穴を開けたいんなら言ってみるべきよ。」


そうなのだ。
私は元夫が今でも好きだ。
愛している、という感情ではなく、友人として好きなのだ。
でもその感情は長い事認めたくなかった。
この男は女を作って妻子を捨てたのだ。
そういう思いが長い間に呪縛となって私を苦しめた。
友だちになれたらどんなにかいいだろう、と思った。
でもそんなことはあり得ないのだ。


その人に背中をおされるように、
私は携帯で元夫の番号をダイヤルしていた。
元夫に「気分悪くするかもしれないけど一応言っておく。
Happy Anniversary。」というだけ言うと、
「ああ、そうだよね。今日だよね。Happy Anniversary。」
と元夫は言った。


「あのね、一応言っておこうかなと思ったんだけど、
もし友情関係をキープできるんなら、それもいいかなと思った。」
「ああ、そうだよ。僕はいつもそうしたいと思っていました。
こっちからは言いにくいけど。」
「それから・・・結婚おめでとう。今まで言わなかったけど。」


なんで私、こんな事言ってるんだ???
といいながら自分でもびっくりした。


しばらくの沈黙のあと、
「ありがとう。その言葉はすっごく嬉しいんですよ。
You made me happy today. Thank you so much.」と
元夫が電話の向こうで感動していた。


電話を切ったあと、どういうわけかブワーっと涙が出た。
温かい気持と寂しさと悲しみと、いろんな感情が混ざっていた。


私に元夫への電話をけしかけた人は、
よくやったね、とハグをしてくれた。
彼女は離婚の先輩で、以前に同じ事をしたというのだ。
そのおかげで今は彼女の元夫と彼女は親友だと言う。
子供の両親として結婚という形ではうまく行かなかったけど、
今は友情と言う新しい関係を築いている、と言っていた。


今日、以前のセミナーで世話になった人とも久しぶりに会った。
その人とも何回か色々な話をしている。
電話で延々と話をした事もある。
元夫との事も知っていて、いろいろ心配してくれていたので
今回の事の顛末を話したら、とても喜んでいた。


実はSAKUZOさんはこの人をちょっとだけ素敵だな、と思ったのだ。
でも物腰がやわらかく、雰囲気からしたら絶対にゲイだと思っていた。
でもゲイじゃない事が判明した。
ガールフレンドがいたのだ。(笑)
でも別にがっかりはしていない。
むしろ、離婚してそういう感情はもう持てないかもな、と思ったのに、
ほんの淡い気持でも、そういう、誰かを素敵だなと思える自分に
気がついた事は大発見だった。


もうひとつ最近気がついた事。
どうも私ってば、ハゲた男が好きらしい。
どうしてだろうなあ。(笑)


もし生きている間にもう一度誰かと出会えたら、
今度はきっとその人を大切にするだろうな。
もちろん、子供たちと同じくらいにね。


そして片方が死ぬまで、
毎年一緒に結婚記念日を祝えたらいいなと思う。





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Last updated  2004.12.05 01:18:21
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