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テーマ:ゴハンな話(450)
カテゴリ:食べてばっかり
日本にいた時はサンドウィッチというものがそんなに好きではなかった。
おいしいサンドウィッチにめぐりあっていなかったのかもしれないが、 なんとなく「間に合わせの食事」という感じがして あまり魅力を感じなかった。 アメリカに来て、サンドウィッチに対する感覚が少し変わった。 レストランやパン屋さんでサンドウィッチを注文すると、 まずはパンの種類を聞かれる。 普通の白いパンから、全粒粉パン、ライ麦パン、イタリアンブレッド、 サワードウブレッド、チーズのはいったパンなど種類も豊富だ。 そこにターキー、チキン、ローストビーフ、パストラミ、ベーコン、ハム、 またはツナサラダやエッグサラダなど。 野菜はレタス、トマト、オニオン、アボカド。 そしてそこにスイスチーズやモッツアレラ、チェダー、アメリカンなど こちらの好みに応じて組み合わせを変えてもらえる事も出来る。 そしてパンにはさまれる具の量と来たら。 (話は激しく脱線するが、息子に 「韓国語でサンドウィッチのことなんて言うか知ってる? パニハムハサムダーっていうんだよ」といったら大受けで、 近頃あちこちで披露している。大恥) ・・・っと具の量の事でしたね。 最初は「こんなもん、どうやって喰うんだー?!」と 驚いたほどの量でしたが、最近はすっかり慣れてしまい、 量が少ないと、「ちぇ。ケチケチすんなよ」と思ってしまう。 でも相変わらず食べにくい事は確か。 ところで最近は家でもこっそりと いろんなサンドウィッチの組み合わせを楽しんでいる。 ここで目先の変わったサンドウィッチをちょっと紹介。 *ナスとチーズのサンドウィッチ。 皮をむいてスライスし、塩でアク抜きした米ナスをフライパンで焼く。 トーストしたパンにブリーチーズをのせ、ちょっとのばし、 ナスとレタスをはさむ。アボカドやターキーハムなどを追加してもいい。 ライ麦パンなどのちょっとクセのあるパンが合う。 *ポルトベロマッシュルームのサンドウィッチ スライスしてオリーブオイルで炒めたマッシュルームを 薄いスライス玉ネギ、スイスチーズ、ベーコンなどと 一緒にはさんで食べる。軽くトーストしたパンが合う。 *赤ピーマンとゴートチーズ 赤ピーマンはオーブンで焦げるまで焼き、 皮をむいてにんにくとオリーブオイルにつけておく。 ゴートチーズとタマネギのスライス、バジルなどあれば一緒にはさむ。 ライ麦パンやサワードウブレッドが合う。 *感謝祭の残り物定番ターキーサンドウィッチ ライ麦パンにクリームチーズを塗り、クランベリージェリーをのせ、 ホワイトミートのターキーをはさむ。 *ツナとアボカドサラダサンドウィッチ ほぐしたツナ缶とみじん切り玉ネギ、アボカドのつぶしたものを マヨネーズでよく和える。 レタスといっしょにパンにたっぷりとはさむ。 *ローストポークサンド ベトナミーズサンドを真似たもの。 小型のフランスパンにマヨネーズを塗り、 チャイニーズの甘めの焼豚、香菜、キュウリ、 大根なます(千切り大根に塩と酢をちょっと振ったもの)をはさむ。 スランスパンは軽ーくトーストして。好みでハラペーニョを入れてもいい。 *お子様のおやつ、お弁当に。 ピーナツバターとスライスバナナとアプリコットジャム アーモンドバターとチェリーの生ジャム(提供TJ's) ママレードとクリームチーズ 大豆バター(提供TJ's)とカテージチーズと蜂蜜 ま。 要は自分の好きな物を何でもはさんでしまえばいいわけなんだけど。 私は上記のようなものが好き。 ところで、日本で買うサンドウィッチがあまり好きではなかった理由のひとつに バター及びマーガリン問題がある。 実は私はバターやマーガリン(特に後者)がかなり苦手なのだ。 だからいちいち「塗らないでください」と頼んでいたし、 市販のものには手を出さなかった。 アメリカに来て、サンドウィッチを頼む時に「バターは塗らないで」と 頼んでいたら、ある日「うん?大丈夫だよ。いつも塗らないから」 と言われた事があった。そうなのだ。 アメリカではほとんどの店で、塗っているのはマヨネーズなのだ。 おかげで今は安心してサンドウィッチを注文できる。 ところが先日、日本風の調理パンを売っている中国系の店で 何気なくサンドウィッチを買ったら、マーガリンがたっぷり塗ってあった。 私は特にマーガリンがダメなので、ひとくちでやめなければならず、 かなり悲しい思いをした。(残りは息子のおやつと化す) というわけで、ことサンドウィッチ文化に関しては アメリカ流に1票を投じる私であった。 本日の夕食: 映画「The Incredibles」を見た後に、 長崎チャンポンのリンガーハットでご飯を食べる。もーお腹いっぱい。 ところであのIncredible家の娘が、 映画「リング」の山村貞子に見えるのは私だけだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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