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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2004.12.20
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長男は8歳、次男は5歳。
いつも一緒に遊んでいるが、この年齢差はふとした事で如実に現れる。


先日教会のクリスマスパーティがあった。
食事の前にサンタさんとの撮影会があり、
それぞれ膝に座らせてもらって写真を撮った。


サンタを見て驚いた。
「げーっ。若すぎる」


彼はお肌もピンクでつややかな、どこからみても20歳くらいの
ピチピチの若造サンタ。
確かに全身サンタ服に身を包み(しかもふくよか)、
つけひげで半分顔を隠し、
ニコニコ笑いながら一生懸命低い声で
「ホーッホッホッホー」とか言ってる様は
サンタ仕様100%だが、
それでもつい「なんでこんな若いのつれて来たんだよー」と
思ってしまったくらいの若者だ。


長男の目はだまされなかった。
膝に乗って写真を撮り、小さなプレゼントをもらい、
いぶかしげに彼の顔を見て小さな声で「Thank you」と言った。
後からこっそり私に「あれ、本当のサンタさんじゃない。
だっておじいさんじゃなかったよ。ニセモノだ。」
と耳打ち。「たぶんサンタさんのお手伝いの人かもね。」
「あー、サンタさんの子供かなあ」と言っていた。


ところが次男にとっては年齢の壁は何でもなかったようだ。
写真が終わって、プレゼントをもらってもモジモジしている。
ほら、終わったからあっち行こう、とうながして
食事をするテーブルについたとたん
「サンタさんにお話ししないといけない」と心配顔。
手を引いてサンタさんのところに連れて行くと
サンタさんの耳元で「今年のプレゼントはOOをください」とささやいた。
サンタさんはにっこり笑って「よしわかった。OOだね。」と言った。
次男はもうニコニコしながら「サンタさんにちゃんと言えた。」
とうさぎのようにはねていた。
手紙ももう書いたのにね。


幸いな事に、二人の望みの品はそれぞれ20~25%オフになっており、
これだけはちょっと前に買って、黒いビニールにかくし、
さらにガレージの奥に隠してある。
でももし手に入らなかったら???
あんまり安請け合いしないでください、サンタさん。


どうやら曇りなくサンタを信じきっていた長男の心に
今年は陰がさし始めたようだ。
お友達にも何か聞いたのかもしれないし、
自分自身でも「何か変だ」と感じる事があるらしい。


先日、「なんで世界にこんなにたくさん子供がいるのに
クリスマスイブだけで全部回れるの?」と聞いて来た。
彼がその時手にしていたのは、「世界地図」だった。
「本当だよね。なんでだろうね。ママにもわからないよ。」


ある日は「今年はうち暖炉がないよ。
どうやってサンタさんは入ってくるの?」
「そういう時はね、玄関からはいってくるんだよ。」
「じゃあなんで、みんなそうしないの?
暖炉より玄関の方が簡単なのに。」
「そ、そうだねー。どうしてだろうねー。」


ショッピングモールにはたくさんのサンタがいる。
「あの人たちは誰?どうしていっぱいサンタがいるの?」
「あの人たちは皆サンタのアシスタントだよ、きっと。」


母は苦しい言い訳ばかりである。


もう少ししてズバリ聞いて来たら、話してもいいかなと思う。
それでもまだ実際にはサンタの存在というものを信じているようなので
それまでは夢を見させてあげたいと思う。


それにしてもサンタというのは謎の存在だ。
あんなに大きなお腹をしながら暖炉の煙突から入って来たり、
世界中の子供たちのところを瞬時に回ったり、
あちこちのパーティやデパートにも出没するし、
「ぐりとぐら」のお話にも登場してケーキを作ったりする。
プレゼントはあげまくりだし、
ココアとクッキーは必ずたいらげていく。
手紙をもらえば世界各国の言葉で返事を書いたりもするし。


やっぱり設定に無理があるよなあ。


今年いっぱいか、後もう1年といったところか。
長男が現実を知ったとき、がっかりするのか
納得してスッキリするのか私にはわからない。
仏教徒の祖母との同居生活では
サンタクロースなどはこなかったし、
クリスマスなどもってのほかだった。
キラキラのクリスマスというものに人一倍憧れたのも
そんな子供の頃の影響かもしれない。


でもある年に一度だけ、朝目覚めたら
枕元にプレゼントが置いてあった事がある。
サンタの存在を信じた事はなかったので、
それが母からだという事はわかっていたが、
それでも結構嬉しかった。


子供の頃に、嬉しい、わくわくするようなことを
ひとつでも多く経験させてあげられたらいいなと思う。
それは必ずしもお金のかかる事だったり、
時間のかかる事だったりする必要はないのだ。
夢のサンタクロースが「怪人サンタ」だと気づいても、
小さい頃にその存在を楽しみに、
クリスマスの朝、ドキドキしながら目覚めた記憶は
きっと忘れないに違いない。


本日の夕食:これから友人宅で寄せ鍋の予定





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Last updated  2004.12.20 07:56:41
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