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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2005.10.13
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今日、お昼過ぎに次男を迎えに行った。
息子たちの学校では、1年生はまだ半日。
長男は3時である。
このためにあと1年は時間をずらして
2回もお迎えに来ないと行けない。
1日3往復だ。
ガス代も馬鹿にならない。(涙)


仕事がある時はもちろんアフターケアに行ってもらうが、
今日のように仕事のない日にお金を払って行かせる気にはなれない。


今日はお迎えのあとに、学校のオフィスによった。
必要な用事を済ませると、次男が売店に行きたいと言う。
ここの売店には画材から教材から本から、
そしてありとあらゆるおもちゃが、ところ狭しと並べられている。
「見るだけだよ」と念を押して、入っていく。


今日の売店担当者は、仲良しのお母さんだった。
息子は本に見入っているので、他愛無いおしゃべりを楽しむ。
すると次男の「買って攻撃」が始まった。
彼はいくらねだっても買ってもらえないことを知っている。
なので「買って」という言葉は使わないが、
「ホントのホントのほんとうううううに欲しいものがある」
とそういう言い方をする。


「ママ、このソルジャーのお人形、ほんとのほんとに欲しいの。」
「ママ、この楯と剣のセットもほんとに欲しい。」
「ママー、オレの100ドル使っていい?」


彼は銀行口座を持っていて、そこに100ドル入っている。
いっぱしの大富豪なのだ。
ご自慢の銀行口座で、何かというと「オレは少なくとも100ドルある」
と人様に自慢をする嫌みな男なのだ。
少なくとも、と言い添えるところが憎い。
もっとあるように聞こえるが、実はちょっきり100ドルだ。
ずっと前に日本で頂いた季節外れのお年玉やら、
グランパ、グランマからもらったお金やらが貯まったので、
銀行に預金口座を開いたのだ。


切り口はすぐオレの100ドル、である。
そんなもの使ってしまえばあっという間なのにおバカな奴だ。
それに使っちゃったら、心のよりどころがなくなってしまうではないか。


「ダメだよ。クリスマスかお誕生日まで待ちなさい。」


すると今日はしぶとく、みるみるうちに涙目になった。


そこに救世主が現れたのだ。
売店のアマンダ(仮名)の一言で、次男の顔が輝いた。
「ウィッシュリストを作ってあげようか。
そうすれば、皆が君にプレゼントをあげたい時、
そのリストの中から選べるんだよ。」

売店にはウィッシュリスト(欲しいものリスト)がある。
お誕生日パーティなどを計画している子がリストを作る。
すると招待したお友だちがその中から自分の予算に合わせて
その子の欲しがっているプレゼントを選べるのだ。
これはなかなか、いい仕組みだ。
でも次男の誕生日はまだまだ先、来年の4月なのだけど。


「4月なんてすぐ来ちゃうわよ。
さ、欲しいものを知らせてちょうだい。」


さっきまで涙目だった次男は、
「これ、これもリストに入れてほしい。」
「あと、この虫取り網も入れてくれる?」
「このマジックワンド(魔法の杖)もいれてもいい?」

「ああ、何だっていいわよ。
欲しいものをどんどんリストアップしましょう。」


次男は店内を真剣に物色して回っている。
その間に、私と彼女はニヤっと目配せをしながら
おしゃべりを楽しんだ。
次男は手にとり、ひっくり返してながめたり、
実際に使ってみて、どれがいいか時間をかけて選んでいる。
このすべてが誕生日(半年も先・笑)に手に入るかもしれないのだ。
さぞや気合いも入ることだろう。


1時間以上もかけて、次男のウィッシュリストはできあがった。
素晴らしいセレクションだ。
意外に安価な物が多いところが泣かせるじゃないか。
何も買ってもらっていないのに、
次男の物欲は満たされたようだ。
私はおしゃべりを楽しみ、次男は買い物を楽しんだ。


長男のお迎えまであと30分なので、
校庭で遊びながら待つ事にした。
売店をあとにする時、次男が恥ずかしそうに、
「バイバイ。リストを作ってくれてありがとう。」
と蚊の鳴くような声で恥ずかしそうに言った。
売店のアマンダは「ノープロブレム!」と笑いながら、
私にウィンクをした。


リストのことなどすっかり忘れてしまったかのように
校庭の砂場で遊ぶ次男。
そうか、こうやって物欲を満たす方法もあるんだな。
多分、半年後には自分が何をリストに入れたか
忘れてしまっているかもしれないんだけど。(笑)


よかったね、次男。



本日の献立:さばの味噌煮、揚げ出し豆腐、いんげんのおひたし、プチトマト、ごはん






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Last updated  2005.10.13 15:16:40
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