シングル母のアメリカ暮らし

今日は予定の仕事の半分も出来なかった。
システムにログインできなかったのだ。
仕方ないのでヘルプメールをだして、
後は返事が来るまでおそうじして待つ事にした。
この新しい仕事は「働いてなんぼ」の世界なので
こんな事が続いたら、干上がっちゃうぞ、ワタシ。


それでもよく考えたらこの１週間ロクにお掃除しなかったので、
家中見渡しても「ここはオーケー」という場所がなかったくらい。
今は、６割型ましになったが、
ワタクシのお部屋が今だゴミ箱状態なのだ。ほほほ。
とりあえずケモノミチだけ作ったというところ。


それにしても、今更こんな事を考えているのも何だけど
あらためて、コンピュータがないと生活が成り立たない事に気がついた。
現在３つの仕事をしている私。
そのうちの２つは１００％コンピュータなしではできない。
残る一つは対人サービス業ではあるけれど、
ペーパーワークや連絡はすべてネットで。
ぜんぶこの薄っぺらい金属がやってくれるのだ。


こんなことをこの平成１７年も終わろうとする世の中に考えたのは、
数日前に家のヒューズが飛んだからだ。
ヒューズに問題があって、すぐブレーカーが落ちてしまう。
ネットがなかなかつながらない時間が数時間もあった。
こういう時はひたすら右往左往してしまう。
しょうがないのでたまりにたまった洗濯をした。
結局、ヒューズの問題は解決したものの、
何だか調子が狂いっぱなしだ。


ネットがないと・・・
もちろん仕事できない。
学校の連絡事項も読めない。
ニュースもわからない。
明日の天気も知る事が出来ない。
世間から隔離された気になる。
こんなに依存してたなんて．．．．（愕然）


２０年前にこんな風に社会が変わる事を
凡人の私は予想もしていなかったので、
あの若くアタマも柔らかかった頃に
どうしてもっとコンピュータのお勉強を
ちゃーんとしておかなかったんだろうと悔やまれる。
今なんてもう手のつけようもないほど出遅れている私。
だいたい私にトラブルシューティングをさせるより、
猿に１００ます計算をさせる方がずっと楽だ。


もともとアナログ女の私は、
どうしてもこういう世の中についていけない。
私がシリコンバレーなんていうところに
居着いちゃったこと自体がそもそも間違いなのだ。
はっきりいって何にも楽しくない。
だいたい昔から美術と国語が好きで
数学と物理と科学が嫌いだった（できなかった）女だ。
脳みそのクオリティだってたかが知れている。


本当は畑仕事をしたり、
薪用の枝を拾い集めたり、
川で洗濯をしたり、
かまどでご飯を炊いたりしたい。
でも川で洗濯をしたって誰もお金を払ってくれない。
笠地蔵のおじいさんだって、
わらでせっかく編んだ笠を誰にも買ってもらえなかったじゃないか。
ここには年末に餅を運んでくれるお地蔵さまだっていない。
そういう世の中なのだ。
私が餅代を稼ぐしかないのだ。


というわけで、明日さらに新しいコンピュータを注文する。
なるべく早く古いのは処分したいけど、
当分４台のコンピュータに囲まれて寝る事にる。
床にはワイヤーコードが張り巡らされ、
電気を消すとあちこちで緑や赤の電気がぼーっとついている。
私の部屋って・・・私の部屋って・・・



引きこもりオタクの部屋みたいだよっ。（涙）



本当にこれでいいのか。

私の望んでいる暮らしから、どんどん遠ざかっています・・・



本日の夕飯：チーズフォンデュー（次男、うまいと言いながら踊る）