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シングル母のアメリカ暮らし

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さく408

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2006.04.19
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長男の背がまた伸びた。
先月末に10歳になったばかりの長男は、
とうとう154センチの母を追い越してしまったのだ。


長男は小さい時からいつも大きかった。
1歳半の時には3歳に、3歳のときは5歳に
そして10歳の今は12、3歳に見られ、
実際その位の年齢の子とだいたい同じくらいの大きさなのだ。


日本で2歳の時に抱っこしてバスを待ってたら、
「ボク、年長さん?抱っこはおかしいよ」と笑われた。


8歳の時にインド料理食べ放題レストランに行ったら
大人料金を要求された。


先日Todaiレストランでも「もう子供料金ではちょっと」と言われ、
でも大人が4人もいたせいか「今回は、では特別に」と
子供料金で食べさせてもらう事が出来た。


いつもどこででも「大きい、大きい」と言われ、
またそのせいか、長男に対するまわりの扱いは時には厳しかった。
同じ年の男の子とふざけっこをしていれば、
「ちょっと、気をつけなさい。相手の子は小さいのよ」と言われたり
「ちょっと、君。お兄さんなんだから手加減してやれよ」と笑われたり、
日本人のお母さんにも「ほらお兄ちゃんに遊んでもらいなさい」と言われ、
その相手の子の方が二歳ほど年上だった、なんて事もあった。
ファーストフードの遊び場でも、同級生と中に入って、
長男だけ「君はちょっとここには大きすぎるんじゃないか」と言われた事も。


実はまわりの親しいお母さん達はよく知っているのだが、
長男はカラダの割に中身の成長はゆっくりで、
学年も1年遅らせたし、年の割には子供っぽいのだ。
身長と顔つきのせいであまりそうは見られないのだけど、
彼をよく知る大人は「この子はYoung Insideなのよね」とわかってくれる。
実際かなり無邪気なところもたくさんあるのだ。


その長男が、私よりも大きくなっている事に今日気がついた。
鏡の前に2人で立った。
ほんの少しだけ私より背が高い。
足は確実に私よりもはるかに大きいし、
手も私より大きくなったのは知っていたが、
身長だけはほんの少しだけ低いと思っていた。
長男はとっさに背中を丸め、少しかがんだ。
「だめ。ちゃんと立ちなさい。ほら、ママよりやっぱり大きいよ。」
と言ったとたんに、
長男は下を向きポロポロ涙をこぼしていた。


びっくりしたのはこの私だ。
「なんで?何で泣いてるの。
ママより大きくなるのが嫌なの?」
「うん。I hate being big.」
泣きながらそう言っていた。


そうか。
男の子は背が高くなるのが嬉しいのかと思っていた。
でも長男はまだまだ母親に甘えていたかったのだ。
未だに毎朝私のベッドにもぐり込んでくる長男。
時には椅子に座っている私の膝に乗って、
からだを小さくまるめて来る。
自分が赤ちゃんの時の話を聞きたがり、
ハグをする時に「背中トントンして」という。


自分の中のちいさな自分がまだまだ母親に甘えたいのに、
その母親より自分は大きくなってしまった。
それがきっと悲しかったんだろう。


長男を膝に抱いて話をした。
「Mがママより大きくなってもね、
それは体だけの事なんだよ。
Mはいつまでたってもママの子供で
大きくなってもそれは変らないんだよ。」
すると長男は目をごしごしこすり、
私のTシャツで鼻を拭きやがりました。(怒)


あときっとほんの少し。
もう少し立てば、母親の話なんか聞かなくなるだろうし、
何か言われたらうざったいと思うだろうし、
膝になんか乗って来なくなるだろうし(笑)
母のTシャツで鼻を拭く事もないだろう。(爆)


毎日毎日成長する子供達。
どんなに親が願ってもカラダの成長はもとより、
心の成長だって止まりはしないのだ。


あの温かくてやわらかくて何も出来なかった赤ん坊が
座り、ハイハイをし、立ち、歩き、
おしゃべりをし、友だちを作り、
そしてどんどん未来に向かって歩いていく。
親に向かって手を伸ばし、支えられていた子供達が
いつの間にか親の手をするりと抜けて
離れていく日はもうそう遠くはないのだ。


それでもその時までにたくさんの思い出が出来ている。
たくさんの温もりをもらっている。
耳元でささやくくすぐったいおしゃべりや
夜中におきだして母親を呼ぶ泣き声や
つながれた温かい手や
遊び疲れて寝てしまった胸の中の小さな寝息。
そんなものに支えられて、残りの時間を生きていくのだろう。


あとわずかだろうこの時間が
できるだけ少しでも、一日でも長く伸びますように。





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Last updated  2006.04.19 13:00:56
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