シングル母のアメリカ暮らし

私は健康オタクではないし、
ガチガチの自然食主義者ではないと思う。
オーガニックに越した事はないけれど、
あまりにも家計を圧迫するような無理はしたくない。
自分の中で値段と新鮮さが納得できれば、オーガニック。
そうでなければ普通のものを、野菜などはよく洗えば済む事（と思っている）。


あまりあれこれ神経質に気を使うのは嫌なのだけど、
自分の中では簡単な公式がある。
たとえば、


白米＜玄米
精白した小麦粉＜全粒粉
ごはん＜パスタ
うどん＜そば
肉＜豆、豆腐
牛乳＜豆乳
白砂糖＜黒砂糖
牛肉＜鶏肉
揚げ物＜焼き物
マーガリン＜バター
サラダ油＜オリーブオイル
肉＜魚


と、なるべく日々の食事はこういう公式になるのが
理想だと思っている。
でも理想はあくまでも理想なのだ。
現実はほとんどの場合、
特に最後の３点をのぞいては
おいしいもの、といえば＜が
＞になる人も多いのでは。
少なくとも私はそうなのだ。


だから、食事の内容によっては玄米は白米になるし、
たまには出来るだけ避けているベーグルも食べたいし、
やっぱり白い食パンをトーストしたものは美味しいなあと思う。
時にはトンカツやコロッケだって食べたいし、
ジャンクだってたまにはいいじゃないかと思う。


でも人のカラダは食べ物で出来ているわけだし、
摂取するものによって、健康は左右される。
だから無理のない範囲でベストの健康食を続けたいと思う。


例えばうちの子供達も私も納豆が大好き。
納豆は白米で食べても玄米で食べてもさほど変らない。
カレーや麻婆豆腐など、おかずをかけてしまうようなものも、
あまり玄米だという事が気にならない。
でももちろんお寿司だとか、おいしい焼き魚がある時など、
私は絶対に白いご飯を食べたいと思うのでそうしている。


全粒粉１００％のパンは重たいし、
いまだにそれほど美味しいと思えない。
でもカリカリにトーストしたり、
ピーナツバターでサンドイッチにしたりすれば気にならない。
美味しいとは思っても白い食パンはやっぱり抵抗があるのだ。


うちの子供達はそばがあまり好きではない。
うどんの方がだんぜん食が進むようだ。
でもアレルギーさえなければ、そばは体にいいし、
栄養価はうどんよりもはるかに高い。
だから、マヨネーズと麺つゆと野菜で和えてサラダ風にしたり、
ピーナツバターとお醤油、ごま油で和えてみたりする。
これならば、結構食べてくれたりするのだ。


そんな感じで無理なくやっていけたらいいなと思う。
あとはできるだけ気をつけるようにしているのは
なるべく野菜、特に繊維質を多く含むものを毎日取る事。
精製した穀類の他、にんじんなど血糖値がババっとあがる食品は控えめに。
良質のたんぱく質を必ず毎食とって、炭水化物オンリーにならないようにする。
ミネラルの豊富な食品、たとえば海藻やのりなども出来るだけ食べる。
ま、よく言われている事なので、何を今更と思われてしまうかもしれないけど、
うちなどは以前忙しい朝は白パンのトーストとバナナというようなことがよくあったので、
上にあげた事はできるだけ毎日実行できるようにしたいと思っている。
でもそんなことも、トーストを全粒粉に代え、ピーナツバターを塗るだけで済む事。
そんなに大した事はやっていない。



私の友人でガチガチベジタリアンの人がいるが、
彼女はオーガニックのものしか取らず、
精製したものは絶対に食べない。
口に入れるものはたとえ美味しくなくても
栄養価の高いものでなくてはいけないと思っているからだ。
ジャンクなどは自分も食べないし、子供にも絶対食べさせない。
栄養価の低いもの（白いご飯や白いパンも含め）で
お腹を膨らますのはもったいない事だと思っている。
私は最初、あまりの強行的な意見に鼻白んだけど、
実は彼女の作る食事はいつもとてもおいしいので、
最近はけっこう彼女の意見も見直しているところ。


日本には一汁三菜という言葉があるように、
ご飯と味噌汁、又は吸い物、
そして２、３品ほどのおかずという構成が基本的だけど、
アメリカでは日々の食事はもっと質素じゃないかと思う。
メインの肉につけあわせ、と言ったように。
上記の彼女は、野菜と豆腐や豆の炒め物に玄米かパスタ。
またはスープとパンのみ。
ほとんどがそんな感じだ。
でもとても丁寧に作るせいか本当に美味しいのだ。
そんな食事も悪くないなあと思い、
最近はそんな風に簡単な、でも栄養価の高い食事で済ます事も覚えた。


毎日の事だからこそ、毎日ごちそうにするわけにいかない。
時には健康よりも美味しさを重視した献立を取り入れ、
普段はなるべく、カラダにいいものを食べるように心がける。
そんな風にバランスが取れていればいいような気がする。


みなさんは毎日の食事、どうしていますか。