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シングル母のアメリカ暮らし

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2006.05.15
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カテゴリ:母のひとりごと
実に嘆かわしいことだけど、
私は母の日というものが大嫌いだ。
母の日に限らず誕生日も嫌い。
何でもないただの、普通の日なのに、
何となく周囲に踊らされて
落ち込む日だからなのだ。


教会に行くと、必ずのように聞こえてくる会話。
「今日は息子達が朝ごはんを作ってくれたのよ」
「朝起きたら、テーブルにお花が飾ってあったの」
「まあ、なんて優しい子供達なんでしょう。
みんなお母さん思いなのねえ」


うちの子供達はそんなに気が利く子供達ではない。
「ママ、おなかすいた。」
「ママー、フレンチトースト食べたい」


ここで人間のできていない私はカっとなる。
「なんで、母の日に、母がご飯を作るのだ!!!!」
さすがに口には出さないけど、ムっとした顔になってしまう。
その後も小さなことで、息子に八つ当たりしてしまう。


そんな息子達は人の気も知らず、プレゼントをよこす。
「あ、そうだ。ママ、これ日本語学校で作ったの、ハイ。」
とたんに笑顔になる私。


日本語学校でカードとプレゼントを作ったようなのだ。
そういえばきのう、お迎えに行った時、
17歳の高校生、Yくんが近寄って来た。
YくんとクラスメートのCくんをしばらく剣道道場に
一緒に連れて行ってあげていたのだ。
Yくんは残念ながらやめちゃったんだけど。
彼はなんかいつも飄々としててよくわからない子なんだけど、
そのYくんが、いきなり私に「はい、あげる」といって
日本語学校で作ったカードとプレゼントをくれた。
「え???なに?これ、お母さんにあげるんじゃないの?」
「だってさ、自転車できたから持って帰れない。
だからあげる。」
「あげるってねー、だめだよ。ちゃんとお母さんにあげなさい。」
「だって持って帰れないよ。いらない?いらないの?」
「いらないってわけじゃないけどね、気持は嬉しい。ありがとう。
でもこれに入れてもって帰りなさい。」
といって、持っていたスーパーのビニール袋をあげた。
「Oh! Good! んーじゃ、帰る。」

自転車で颯爽と立ち去ったYくん。
男の子って、おもしろいなあ。
きょう、ちゃんとお母さんにあげたのだろうか。


閑話休題。


ところで今日教会から帰って来て、
やっぱり面白くない気分が体中に充満していた。
大人も子供も「母の日、母の日」だ。
だいたいね、みんなそんなに素晴らしい母なのか。
「みんなー、お母さんは何してくれるの?」
「いつもお部屋をきれいにしてくれて、
いつもニコニコしててやさしくて、
おいしいご飯を作ってくれまーす。」

ほんとかよ!

激しく自己嫌悪。


きっとうちの息子達に言わせれば、
いつもイライラしてて、怒ってて、
「早くしなさい」か「ちょっと待ってて」しか言わないし、
僕たちの部屋は片付けろと怒るくせに、
自分の部屋はいつも散らかっているし、
ご飯は作ってくれるけど、野菜を無理矢理食べさせるし、
暇さえあれば仕事をしている・・・・
そんなお母さんです。が本音だろう。


そう。私は皆さんが褒めてくれるように、
温かい、愛情たっぷりの優しいお母さんでも、
強くてたくましくて賢いお母さんでもない。
本当に、情けない事に、全然違うのだ。


今日の午後は洗濯物がたまっていたので、
息子達をこき使った。
今日中にきちんとやってしまわないと、
来週はまた忙しくなるからだ。
息子達がちっとも言う事を聞かないので、
とうとうもやもやが爆発してしまった。
「あんたたちはね、どうして頼んだ事もやってくれないの!!
母の日くらい、言う事聞いてくれたっていいでしょ!
ママはちいっともハッピーじゃないよ!」


言ってしまった。


次男はすすり泣いている。


もう最悪だ。


何だか母の日っていっつもこんな感じだ。


あー、もうこんなものこの世から消えればいい。



子供達はそのあとおとなしくなって神妙に手伝ってくれた。
この歳の子に私は一体何を望んでいるのだろう。
馬鹿丸出しだ。
本当は母にしてくれた事をこの子達に感謝する日だ。
去年も自分にそう言い聞かせたではないか。


「ごはん、食べに行こうか。
ママの大好きなあのレストランにしよう。」
「え?ママあそこあんまり好きじゃないと思ってた。」
「そんなことないよ。あんたたちはあそこが大嫌いだけど、
ママはヘルシーフードが嫌いだから、あそこが好きなの」
息子達は、ケラケラ笑ってる。
店の中はすごく混んでいて、別にファミリーだけじゃなく、
カップルも団体も、どっちかというと母の日なんて
どーでもいいじゃん、という雰囲気がみなぎっていた。
私たちはお腹いっぱい、ご飯を食べて帰って来た。


いつものようにベッドにはいって本を読み、
電気を消して寝た。
「ママー、今日ハッピーだった?」


はげしくじこけんお。


「ごめんねー、ママ、怒っちゃって。
でもハッピーだったよ。
手伝ってくれてありがとう。
カードとプレゼントもありがとうね」
「ママはね、MとAがいたらそれだけでハッピーだよ、
ほんとはね。」


いつもいつもそういう殊勝な心がけでいたいものだ。


ほんとうに人間が出来ていない私。


今夜は懺悔だ。





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Last updated  2006.05.15 13:56:08
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