シングル母のアメリカ暮らし

・・・なんてこの世にいるわけないじゃん、
と言いたいところだが実は時々生息していたりするのだ。
たとえばこの夏うちに滞在していた私の姪がそう。


何か美味しいもの食べようよ、
と観光地のダウンタウンに連れて行き、
「何が食べたい？」と聞いたところ、
「レタスかキャベツ」という答えが返って来た。（爆）
しかたなくチキンシーザーサラダを注文したら、
おいしそうに嬉しそうに食べていた。


別の日にはやはり外食先で「何がいい？」
の答えに「きゅうり」と答えた姪だった。


家でも食べたいものといえば、
納豆ごはんと漬け物、わかめの味噌汁、
酢の物やサラダなんかが好きだった。


では私の妹の育て方がそうだったのかといえば
実はそうでもない。
姪より２歳年下の甥っ子の方は、
肉と甘いものしか食べない。
今は仕方なく野菜も口に運んでいるが、
私の知っている昔の小さかった甥は
両手で口を塞いで絶対に野菜が入って来ないように
涙ぐましい努力をしていたものだ。


私の２人の息子も
世の中の主流に逆らわないよう、
見事な野菜嫌いをずっと通していた。
それでもこの２年くらいで随分食べられる野菜が増え、
今は絶対に食べられない野菜と言えば
オクラ、もやし、きのこ、なすくらいだ。
あとはいやいやでも食べるようになった。


最近野菜を出来るだけ口に入れさせようと
涙ぐましい努力を続けている私に
素晴らしい味方が現れた。
粉末青汁だ。
けっこう高いので今まで買わなかったけど、
今回妹に頼んで安いヤツを買って来てもらったのだ。
準ブランド品だから安いだけであって、
別に品質に問題はない。


もちろん息子達がそのまま飲むなんて
とても考えられないので、
朝のスムージーに混ぜる事にした。


うちの定番スムージーは、
ヨーグルト、豆乳、バナナ、いちご、
時には少量の人参ジュース。
そして必ず入れるのは冷凍ベリーミックス。
これは味が濃いので他に何を混ぜても分からない。
ここに必殺技の粉末青汁（３人分で１－２袋）、粉末プロテイン、
そしてフラックスシードオイルを混ぜ入れる。


この完璧ドリンクは見事成功。（ニヤリ）
おいしい、おいしいと言って飲んでいる。
これは材料をミキサーに入れて一気にできるので手間もかからず、
親の方も朝からお務めを果たしたと言う満足感が得られる。
ぜひ皆様もお試しください。


でも随分野菜に慣れたせいか、
野菜オムレツ（でもハムやチーズも入れないと食べない）、
野菜チキンカレー、ゴロゴロ野菜ミートソース、なども
定番として加わるようになったし、
もともとのお助けメニューだった
お好み焼き、餃子、野菜スープなども健在だ。


最近の新しい発見は
「まるごと野菜サラダ」だ。
どうしても野菜サラダを好んで食べなかった奴らが
預かっていたギニアピッグに餌をあげるとき、
「美味しそうに食べてるねえ」
と感心してたのを見て思いついた。
ぜんぶまるごとあげてしまうのだ。


ロメインレタスを契らずに食事の前のお腹がすいている時に、
葉っぱごと「ほれ。」と渡した。
するとあまり何も深く考えずにむしゃむしゃ食べていた。
レタスが終わったらトマトをまるごと、
ベビーキャロットも一緒に渡し、
最後にきゅうりを半分ずつあげた。
これで野菜サラダは終わり。
乱暴ですが、ぜひお試しください。（笑）
でもこの方法もしょっちゅう使うとだめだけど。


子供というのは本当に厄介なものなのだ。


でも優しいお母さんでない私は
「好きなものを好きな時に好きなだけ」という食べ方は許さない。
なので子供達は野菜を食べなくてもすむ父親宅での
食事の日を案外楽しみにしているようにも見える。


ところで、いちおう栄養価も考え、
できるだけ玄米や全粒粉も取り入れ、
肉や油も控えめにして、それなりに頑張っているつもりなのに、
親子揃って丸いのはなぜだろう。


今後の更なる研究が当面の課題だ。


あ、「ただの食べ過ぎじゃない」っておっしゃったのは
どなたですか？