513078 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

シングル母のアメリカ暮らし

シングル母のアメリカ暮らし

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

さく408

さく408

Favorite Blog

◎かなかな日記◎ kanavistaさん
◆ラテン旦那と大和撫… QT-hitomiさん
Fun Fun Fun しず0001さん
デモドリ娘の夏休み デモドリ娘さん
カイロいろいろ日記 ズゴッタさん

Comments

vhnqfmor@ viagra online dj fn viagra pills viagra generic <a hre…
ひろし@ Re:シュタイナー教育の疑問点(10/09) ≫けっっっ テリブル…!
http://buycialisky.com/@ Re:不憫な息子(05/04) cialis generika erfahrungen forumcialis…
http://viagraiy.com/@ Re:不憫な息子(05/04) viagra apresentacao preco <a href=&…
恵梨咲@ Re:祝 「かぐやひめ」無事出版の巻(02/28) 初めまして! 中3です。素敵な絵ですね!…

Freepage List

2006.10.01
XML
いつも拝読させていただいている、
あるシングルマザーのサイトで、
イジメの問題が出ている。
彼女のお子さんがイジメにあっていたそうだ。
それはもちろん、彼女の側からの話だけれど、
十分ココロが痛んだ。
そしていじめた方の親の対処の方法が、
ありがちな内容だったので、
「こういうことって本当にあるよなあ」と思った。
早くその問題が解決するといいなと思っている。



金曜日、学校の先生から電話があり、
Incident Reportというのを受けた。
内容は長男とそのクラスメイトが一緒になって、
次男をからかったという内容だ。
次男はすぐにムキになるのでからかいの対象になりやすい。
長男とそのクラスメイトが(他にもいたらしいが)
「Hey, Jerk!」と次男をからかって、
追いかけっこをさせようとしたらしい。


ま、イジメというほど深刻なものではないし、
次男自身もそれほど傷ついたというわけでもなかったようだ。
長男は「ごめんなさい。ちょっと退屈してたから、
次男に僕たちを追いかけさせようと、からかった。」
長男は学校から帰される一歩手前だった。
そして私にたっぷり叱られた。


子供達の学校はイジメの問題に関してはかなり厳しい。
休み時間も先生が交代で見回り、チェックをする。
もともと小・中学校合わせて200人もいないような小さな学校なので、
誰かが不登校を起すような深刻ないじめは聞いた事がない。
また、小さな問題が起これば、それが小さいうちに、
双方の親、担任、エデュケーショナル・サポートによる
話し合いが行われ、その芽が摘まれるようだ。
それは本当に有り難いと思う。
やはり何かが起きれば相手の親と話すべき。
でもその親同士だけだと案外冷静になれないものなのだ。


この日曜日、長男と一緒になって次男をからかった子と、
プレイデートの約束をしていたが、
私は長男に反省の意味も込めて、
プレイデートはキャンセルすると決めた。
プレイデートはいつでも出来る。
相手の親にもそう伝えた。
彼女は「そう、それは仕方ないわね。
でも、何でうちの子がAくんにそんな事言ったんだろう。」


何を言っているのだ。
彼は最近けっこう口が悪いので、
日頃その母親も悩んでいたのだ。
長男と2人で次男をからかうなんてしょっちゅうの事だ。
彼女もそれを知っていた筈。


「うちの長男によると、ただ単に退屈してただけで、
からかって遊びたかっただけみたいよ。」
「そうなの?でもね、うちの子が言うには、
Aくんはシェアができないから嫌だって言ってたよ。」
「それは今回のことと関係があるのかな?」
「いや、以前遊んだときの事だけど。」


私は何かムッとしてこう続けた。
相手は何でも話せるお母さんだから、言いやすい。


「うん。それはわかるんだけどね、
今回の事と関係ないのなら、その話は今しなくてもいいんじゃない。
きのうのことは長男によれば、
次男はまったく悪くなかったという事だから。」
「ああ、ごめんなさい。
でもうちの子が理由なくからかったりするかなあ、と思って。」
「誰でもするでしょ、それは。」


私はその子や彼女に対して腹を立てているわけでも、
今後は遊ばせない、と言っているわけでもない。
次男によると、今週は何回もそういうことがあったというので、
彼等の間に冷却期間を置くためにも、
この日曜のプレイデイトはなしにしておいた方が
いいかなと思っただけだ。
こういう小さな事を大きな事にしてしまう親の姿勢が
実は私はかなり苦手だ。


自分の子供を前にして、冷静になれない人がたくさんいる。
でも冷静になれないと、それが子供に確実に伝わる。


クラスミーティングで
「うちの子と遊んでくれる人がいない。」と
ことあるごとに言うお母さんがいる。
それは間違っているのだ。
少なくとも彼には友だちがいる。
彼女にしてみれば、おとなしいその息子が
皆の輪に入れない(と言っている)事をすごく気に病んでいるのだ。
そして以前「彼はやさしい、おとなしい子だから
いじめられやすい」と言っていた事もある。


でも次男は何回もその子に意地悪をされたことがあるし、
私の目の前で泣かされていた事もある。
私はその場で解決しているときは、
いちいち細かく相手の親に言いたくないので、
多分彼女はそれを知らないし、
見ようともしないのだろう。
実際に子供の話を鵜呑みにしているお母さんは
休み時間にクラスの様子を見に来たりしているわけではない。


「僕と遊んでくれる人がいない」
子供のこの言葉を真に受ける人はたくさんいる。
でもたいていの子供は
「今日は楽しかった。何々君が遊んでくれた」などとは
あまり言わないものだ。
親の同情を買いたいコドモはネガティブな報告しかしないものだ。


クラスでいつも仲良くしているあるお母さんは
そのへんがよくわかっていてとてもオープンなので、
私は彼女がけっこう好きだ。
3人の子供の親である彼女は、
上の2人で鍛えられているので、
子供から聞くワンサイドストーリーを真に受けない。
もちろん聞いてはあげるけど、
向こうの子にも言い分があるという事をちゃんと心得ている、
とてもフェアなお母さんだ。


この、フェアでいる姿勢、というのが難しい。
たいていの親は自分の子供はやさしくていじめに遭いやすい、
と感じている。そう思いたいのだ。
その実、どの子にもいじめっ子になり得る要素がある。
手は出さなくても、口を出す子はたくさんいる。
人がやる事にいちいちケチをつけて怒らせる子、
そーっとしのびよって意地悪をする子、
口が悪くて、悪気はないのに誤解される子。
口でうまく説明出来ないために手が出てしまう子。
いろいろだ。
それに子供ってけっこう残酷だし意地悪だ。


その自分の子供からの話だけで、
他の子を判断するのはとても危険なのだ。
どんな子だって、自分に都合の悪い事は言わない。
自分が中心になってやった事でも
「XXがやれって言ったんだよ」などと言う子もいる。


だからどんな事をされても、
カーっと頭に血を上らせる前に、
「うちの子に非はなかったんだろうか」と
思いめぐらす事はとても大切な事だと思う。
ほんの些細な事が、相手を怒らせている事もある。


だから今回の次男の件ではまず長男に
「最初に次男が何か、言ったりしたりしたのか」確認した。
長男は「退屈してたらそこに次男がいただけ」と答えた。
それで、そのお母さんにキャンセルの電話をしたのだ。
その子には可哀相だけど、
これは長男にあたえるペナルティだったので、
そのへんをわかってもらいたかっただけで、
彼女やその子を責めるつもりなど何もなく、
ただ、彼女にも一言その子に注意してもらえればいいなと思った。
でも彼女は自分の子が「加害者」になったという事実は許せないらしく
(全然たいしたことじゃないのに)
「あの子はいつも上級生にからかわれている」などと、
とんちんかんな事を言い出したので、そうそうに電話を切った。


やはり、冷静になれない親って多いのだな。
自分の「天使のような赤ん坊」だったあの子が、
他の子に悪さをするなどという事実が
親としては受け入れがたいんだろう。
こういう親は他の子が何かをすると、
結構攻撃したりジャッジしたりするのだ。
そういう事が子供に負の影響を与えているという事に
私たちは気がつかなくちゃいけないと思う。


もちろんそういう私だって感情は入るけどね。
子供のためにきちんとタテになってやる事は大事。
でも悪い事は悪いと教える事も大事。
自分の子を大切に思うのと同じくらい、
相手の子供の事も大切に考えてあげられたら。
難しい事かもしれないけれど、
それって自分の子供のためにもなるんじゃないかなと思う。


子供を育てるためには
親もちゃんと大人にならなくちゃいけない。
つくづくそう感じた。



[その後の出来事]

夕飯の支度をしていたら電話が鳴った。
受話器を取ると、子供の声で「ハロー?」と聞こえた。
「もしもし、Gだけど、Aくんに謝りたいんだ。」
長男のクラスメイトで、次男をからかった子だった。
「Gからだよ」と言って、次男にかわった。

Gくんと電話で話す次男の顔が
照れくさそうに、でも嬉しそうに輝いている。
「うん、わかった。うん。
あー、謝ってくれてありがとう。」と言って
次男は電話を切った。
「ママー、Gはすごくナイスだね。」
心からの謝罪を受けて、次男はとても喜んだ。

あれからGくんのお母さんも冷静になって
子供と話し合ってくれたようだった。
本当にたいしたことじゃなかったんだけど、
こうやって時には大人が介入して
「悪い事は悪い」と教えていく必要がやはりあるんだろう。

今週キャンセルしたプレイデイトは
来週末に執り行う事になった。(笑)
本当に世話の焼ける奴らなのだ。












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.10.02 12:26:05
コメント(27) | コメントを書く
[コドモの話、親の話] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X