512909 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

シングル母のアメリカ暮らし

シングル母のアメリカ暮らし

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

さく408

さく408

Favorite Blog

◎かなかな日記◎ kanavistaさん
◆ラテン旦那と大和撫… QT-hitomiさん
Fun Fun Fun しず0001さん
デモドリ娘の夏休み デモドリ娘さん
カイロいろいろ日記 ズゴッタさん

Comments

vhnqfmor@ viagra online dj fn viagra pills viagra generic <a hre…
ひろし@ Re:シュタイナー教育の疑問点(10/09) ≫けっっっ テリブル…!
http://buycialisky.com/@ Re:不憫な息子(05/04) cialis generika erfahrungen forumcialis…
http://viagraiy.com/@ Re:不憫な息子(05/04) viagra apresentacao preco <a href=&…
恵梨咲@ Re:祝 「かぐやひめ」無事出版の巻(02/28) 初めまして! 中3です。素敵な絵ですね!…

Freepage List

2006.12.19
XML
カテゴリ:離婚生活
元夫の両親からクリスマスカードと小切手、
そしていくつかのクリスマスギフト、
家族には毎年渡されるチョコレートファッジが
いつものように送られて来た。


このチョコレートファッジは悪いけど
あまりにも甘すぎて、私はいつも1つか2つ食べて終わる。
日持ちのするものなので、
最近はバレンタインデーのあたりに教会の集まりなどに
持っていってみんなに食べてもらう。
それでも甘党の長男などは
「グランマのチョコファッジ」を楽しみにしているし、
毎年かならず作るのが伝統になっているから、
喜んでいただくことにしている。
ってか、まさか「もう送るな」とも言えないし。


小切手も私へのクリスマスギフトとして
毎年元義母が、離婚したいまでも送ってくれる。
あとは必ず息子達へツリーのオーナメント。
毎年孫に一つずつ、プレゼントしてくれるのだ。
これは子供達が巣立つ時にあげるつもりだ。
アメリカにはこういう風習があって、
親や祖父母がプレゼントしてくれる家庭が多い。
それを大切に毎年使って、自分で持っていったりする。
それぞれに思い出が込められていたりするのだ。


何故か義母は、元夫のところではなく、
私のところに孫のオーナメントを送ってくるのだ。
元夫のところにもツリーはあるのだけど、
こういうところはけっこう気を使う人なのだ。


けれど、同封されていたクリスマスカードは、
今年の夏に家族全員で庭で取ったもの。
長男夫婦と5人の子供達、
次男夫婦と4人の子供達、
三男夫婦(元夫夫婦)と私の息子達、
結婚したばかりの四男夫婦。
そして元義父母と何故か隣家の犬。(笑)


とってもいい写真だった。
誰が撮ったのだろう。
みんな楽しそうに笑っていて、
子供達の笑顔もとっても自然だった。


今更「ここには私が入っていない」などというつもりはない。
いじけるつもりもない。
もう私はけっこういろんなことに対して、
感情をショートさせてしまったので、
怒ったりあきれたり悲しんだり、
いちいちしたくはないのだ。
でもこういう写真を見ると、やはり胸はちょっぴり疼く。
自分が無くしたものがここに入っているからだ。


そして同時に息子達の屈託ない笑顔を見て、
「この子達は私がいなくなってもきっと大丈夫だ。」
という妙な安堵感も生まれた。
こんなにたくさんの家族に囲まれている。
私に何かがあっても、この子達は大丈夫。良かった。


今年のクリスマス、息子達は元夫夫婦と一緒に
祖父母宅で過ごす。
22日が元義母の誕生日なので、
その日に間に合うようにここを出るのだ。
私からもプレゼントを元夫に託した。
彼女はアイスクリームが大好きなので、
Baskin & Robinsのアイスクリームケーキを
バースディケーキとして買ってもらうように頼んだ。


そして子供達から、グランマのプレゼントとして、
ピアノのミニリサイタルをするのだ。


そこで何度かクリスマスを過ごしたことがある。
24日の夜は、みんなでグランマのピアノに合わせて、
暖かいリビングでクリスマスキャロルを歌う。
子供達を寝かせたあとは大仕事だ。
リビングルームの暖炉の前でサンタ用のプレゼントを用意し、
ツリーの下に山のようなプレゼントが積まれる。
サンタのために子供達が用意したクッキーとココアを
誰が食べるか争ったりする。


そんな風にしてイブの夜がふけていく。


子供達と一緒にクリスマスを過ごせないのは寂しいが、
義父母宅でのクリスマスは私にとっても楽しい思い出だったから、
子供達にももっとそこでクリスマスを過ごさせてあげたいと思った。
大きくなって、そんな思い出があるのはいいものだ。


グランマのチョコファッジやジェローのデザート、
特製のクラムチャウダーが大好きな子供達は、
今からクリスマスをとても楽しみにしている。
いろいろ考えてしまうと、やっぱりその場にいられないのは
正直言って寂しいものだ。
子供達がサンタのプレゼントを開ける瞬間や、
グランマへのミニピアノリサイタル、
そんなものを見逃すことの寂しさを考えたら、
私がここに一人でいることなんてどうでもいいことだ。


それでもそういう感情にフタをして、
鈍感に生きていかなくちゃいけない。
私が寂しいだの悲しいだの感じていれば、
子供達だって心底楽しめないだろうと思うからだ。
何よりも、沈んでいたら自分自身が惨めに思えて嫌だから。


それにイブの夜も、クリスマスの夜も
近しい友人や親戚と過ごすことになっている。
他の日には、毎日自分を甘やかそうと思ってる。
ビデオを借りて来たり、料理をしないで何か買って来て、
ベッドの中でビデオ三昧したり、読書をしたりするのだ。
そうこうしているうちに、きっとあっという間に終わってしまうだろう。


わたしのシングルの友人も何故か今年は
父親が子供と過ごす、という人が多いので、
寂しいのは自分だけじゃない、という変な安心感があったりする。


でも「気楽でいいよねー、あー、私もそういう時間が欲しい」
などという人たちには、一度ぜひ経験してもらいたい。
実際何人かの人はそう言ってくれた。
変に同情されるよりも、ずっと気持ちがいいので、
気分を害することはまったくないのだが、
彼等が面倒くさいな、と思っている家族とのこういう時間が、
実際にはなくしてみればどれほど大切な時間だったか、
なくす前に知って欲しいな、と思ったからだ。


子供はいつか巣立つ。
義父母や両親だっていずれはいなくなる。
自分の伴侶だっていつまで一緒にいられるという保証は無い。
私のようにある日突然のように関係が壊れることもある。
面倒くさい家族との時間なんてそうそういつまでも
続くものじゃないかもしれない。
いずれ一人になる時間なんてたっぷりできるのだ。


離婚したことを今更後悔はしないけれど、
あの暖かいにぎやかなクリスマスイブを、
もっともっと楽しんでおけば良かったなあと思う。
そして自分の子供達にも
楽しいクリスマスの思い出をたくさん作ってあげたいと思う。


私がなくしたものはもう戻っては来ないけど、
子供達までその時間を失う必要はないのだ。
いっぱいいっぱい幸せをあげたい。
それがクリスマスなのだから。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.12.19 10:29:09
コメント(20) | コメントを書く
[離婚生活] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X