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シングル母のアメリカ暮らし

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2007.01.22
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カテゴリ:母のひとりごと
私はカラオケが嫌いだった。


はじめてのカラオケデビューは、
前にも書いたかもしれないが、新宿のゲイバー。
先輩たちによく連れられていった、小さな店だ。
私よりいくらか年上の2人の男の先輩は、
取りあえず当時未成年だった私を、
どういうわけか妹のように可愛がってくれ、
ほとんど毎晩のように飲食街を引きずり回され、
最後に行き着くところがこのゲイバーだった。


そこのママは当時26歳のゲイで
はじめてのオカマ遭遇におびえる私を一瞥し、
「なーんであんたたち、こんなしょんべん臭い小娘連れて来たのよ」
といきなり言い放った。
初日はとってもいじめられた。
そして無理矢理マイクを渡され、歌わされた。
初めてのことにブルブルと緊張した純情な私。
声の震わせて歌い終わった時、
オカマママは大げさに手を叩きながら
「素敵素敵ィ、早く終わって良かったわあ」


こうしてカラオケは苦いデビューを迎えたのだった。


その後も2年ほど、その先輩達との夜遊びは続いた。
何故か彼等はその後カラオケにはまって、
私もしぶしぶお供した。
カラオケボックスなんてなかった時代だ。
場末チックなスナックでは、マイクを握る人々が
次々登場するので、私の出番などはない。
「うふふ、よかったー」とほくそ笑みながら
薄い水割りをポッキーでくるくる回していると
「おめえの番だよ、入れておいてやったぜ」と
頼みもしないのに勝手に選曲され、マイクの前に押し出された。
この先輩達には遊んでもらった、というより、
面白がっていぢめられた、という方が正しかったかもしれない。


その数年後、カラオケボックスというものが
巷に登場してからも、私は何だかんだヘリクツをこねまわし、
カラオケをできるだけ避けていたのだが、
世の中にはカラオケ好きも多く、
断りきれずに渋々ついていくこともよくあった。


20代の後半から働いていたあるデザイン事務所は
私をのぞいて5人の男がいる事務所で、
ここでも私はほぼ毎晩のように飲み会につき合わされ、
やはり同様にオンナ扱いは受けなかったが、
幸いこのグループは飲む方が忙しく、
カラオケなんぞは滅多に行かなかった。
そうこうしているうちに私はアメリカに来て、
結婚して子供産んでカラオケの存在を忘れたのだ。



それがついこの3年ほど前、ある友人と親しくなり、
ご飯なんかも食べに行くようになった頃、
突然彼女が「ねえ、今からカラオケ行こうよ」と行った。
「えええ?カラオケやだ。苦手だもん」
「いいじゃん、行こうよ、楽しいよう」


私よりもいくらか年上のくせに
今時のラップから、日本のハヤリウタから、
洋モノまでこなしてしまうカラオケクイーンの彼女を前に
はじめて歌ったのは「風の谷のナウシカ」。(笑)
押されるようにして、なつメロを歌っているうちに
「おお、なかなかこれも楽しいじゃないか」という気になったのだ。


そのうち、実は回りにけっこうカラオケ好きが
いることがだんだんわかってきた。
今は回りを巻き添えにして2ヶ月に1度か2度、行っている。
ドラマで覚えた新しめの曲なども仕入れるようになった。


カラオケクイーンの友人は、今は南カリフォルニアにいるので
普段はそうそう会えないが、こちらに来るとかならず一緒にカラオケに行く。
最近はろくに本も見ないで選曲してしまう私を
面白がって見ている。


この年になって、「趣味はカラオケです」っていうのも
なんだかなあと思うが(笑)、楽しいなら何でもいいのだ。
それともオバさん化がすすんで来たことの証だろうか。
ま、いいストレスの発散法ではあるし、ね。


さあ、私と一緒にカラオケに行きませんか、みなさん。





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Last updated  2007.01.22 10:06:06
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