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カテゴリ:母のひとりごと
長男は1年前から、次男は半年前からバイオリンを習っている。
長男が始めたのは10歳半、次男は8歳ということで、 スズキメソードのお教室ではそうとう遅い方だ。 別に個人で習うのに早い遅いはないと思うけれど、 長男などはかなりの長身なので、グループレッスンでは目立つ。 特にまだまだ初心者クラスだと、 身の丈半分くらいの子供たちに混ざって弾いているので 本人もちょっと身の置き所がないような気がするみたいだ。 「あーどうせならもうちょっと早く始めさせてやれば良かったかな」 などともつい、思ってしまう。 この間の土曜日、グラデュエーション・コンサートというのがあった。 それぞれの段階でいろんな「卒業」があって、 そのパスした曲を皆の前で披露し、免状をもらうのだ。 いわゆるリサイタルではないから、皆一緒に弾く。 上の方になって一緒の子がいなければ、一人で弾く事もある。 うちのみたいな初心者は、まだまだそこまで到達しない。 <その他大勢>で参加する段階だ。 知り合いの子の中には、スズキメソードで始めて、 上級になって他のメソードに移ってしまう人も多い。 いろいろな考えがあると思うんだけど、 そのうち物足りなくなるのだろうか、とも思った。 うちは、ピアノもやっているし、 バイオリンも楽しんでほしい、という程度なので、 (というか学校で、4年生、5年生は習う事を奨励されている) 先生を変えることも多分ないだろうし、 本人が嫌がらない限りそのまま細々と続けていくとは思うけれど、 なんたってほら、お金かかりますから。(涙) 私は楽器にも全然詳しくないし、 バイオリンもスズキメソードしか知らないんだけど、 ものすごくオーガナイズされた練習法だなと感じる。 そのぶん、画一的に感じられてしまう人も多いのかもしれない。 何しろ皆が皆、同じ道を通っていくわけだし、 一人で弾くリサイタルなんて(たぶん)ないわけだから、 中にはそういうことがモチベーションになる子もいるしね。 あとある人が言ってたのは 「スズキは嫌なのよ。親同士がグループで会うと、 お宅は今、ブックのどこ?とか探りあったりするのよね」 と言っていたが、これに関しては???だけれどね。 まあうちの子は大きいのに、うんと小さい子に混じってやっているから、 最初からそういう相手にされてないかもしれないけど。(涙) 私自身は他を知らないので何とも言えないけど、 私自身はシンプルでわかりやすくてけっこう好きだ。 それに「どの子も育つ。育て方ひとつ」という理念が とっても明確で、音楽そのものじゃなくて音楽を通して 子供を育てていこうという考え方がいいなあと思った。 だから初級から中級の子にはとってもいいんじゃないかな。 そのあとはたぶん、本人次第だよね。 上級だって決して悪くはないと思うけれど。 コンサートでいろんな子の演奏を聴きながら みんな上手だなあと思った。 皆で一緒に弾くから緊張感も少なくてすむかもしれない。 最後になって皆で演奏する時間になった。 長男も次男もこのへんからが出番なのだ。 (もっとも今回次男はカブスカウトの用事があって不参加) 進み具合によって途中からどんどん子供が参加していく。 だんだん下に降りていって、最後は「キラキラ星」の大合奏。 これはスズキメソードのテーマともいえるんだけど、 小さな3歳くらいの子から、高校生くらいの子まで、 大勢の子供たちが一緒に弾いて、親が「キラキラ星」を歌っている。 そんなのを見ていたら、ずっと前に一人の日本人の演奏家が始めたメソードが、 こんな海の向こうまでひろがって、 こんなに大勢の子供たちを育てているんだなあって、 ちょっと感動して涙が出た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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