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R.咲くや姫

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2024.01.22
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カテゴリ:学ぶこと




昨夜、「大河ドラマ」を見ていました。


よく皆が云うところの「王朝時代」って
何時の辺りのことを言うのか‥


日本史に詳しくない方のために
ちょっと「王朝時代」のさわりだけ
書いてみることにしました。





平安京は
桓武天皇の延暦13年(794年)の
遷都によって始まりましたが
「万代宮(よろずよのみや)」と
宣せられたのは
平城天皇を経て嵯峨天皇の御代に
なってからのことでした。



嵯峨天皇は、すべて「唐風」によって
儀式を行うことを本旨とされました。
嵯峨天皇の弘仁時代は
まさしく
唐風文化の最盛期でもありました。



しかし、日本を取り巻く
東洋の政治は動乱機に向かい
やがて、中国の「唐」も衰退してゆきます。


宇多天皇の寛平6年(894年)に
菅原道真の献言により
遣唐使の廃止され
朝鮮半島の新羅が滅び
渤海も滅亡してしまいました。
日本も唐にならった律令の制度が
崩壊に向かい
新しい令外(りょうげ.令に規定されていないこと)の
官や組織が生じてきます。




朝廷の人たちの
生活も唐風な瓦葺の建物から
木造で板の間に畳を敷いて座る形式と
なってゆきます。


これに伴い
服装の形態も変化し
「今様」と呼ばれる女性の
唐衣、裳、五つ衣、十二単、
男性の、束帯、衣冠などへと変化してゆきます。



「王朝時代」と呼ばれるのは
平安時代の内、前期を除いて
藤原氏による摂政、関白としての
行政体制が中心であった
10世紀から11世紀後半までの
時代であり
これに続く「白河法皇」の院政時代へと
続いてゆくのです。





さて、
大河ドラマ「光る君へ」に登場してくる
女性の中で主役の「紫式部」と同様に
大変に教養溢れる女性が
あと、二人います。

紫式部さんよりも
先輩格になる女性です。


今週の大河に初登場した女性。
「赤染衛門」​です。

上矢印
詳しくは上記をクリックしてください。


百人一首59番
「やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて
かたぶくまでの 月を見しかな」


現代語訳をすると

あなたが来ないと分かっていたら
ためらわずにさっさと寝ていただろうに。
あなたを待ってるうちに夜が更けてしまい、
とうとう明け方に西に傾こうとする
月を眺めてしまいました。

これは、代作と言われています。
赤染衛門の姉妹さんのどちらかのために
代わりに詠んだと伝えられています。


そして
紫式部と言ったら
この女性は外せませんねー
「清少納言」​です。





上の図は
「香炉峰の雪」の場面ですね。


清少納言の「枕草子」は
「源氏物語」と並び称されますが
「枕草子」は随筆の最高峰ですし
「源氏物語」は物語の最高峰で
比べようもありません。



王朝時代には
多くの女流歌人がその魅力を
一気に爆発させました。

今、現代においても
これだけ素晴らしい文章、和歌、物語を
書けるうら若き女性は
そうそう居ないと思います。




紫式部の書き残した「源氏物語」は
世界各国の40以上の言語に
翻訳されているそうです。





平安時代、鎌倉時代、室町時代
安土桃山時代、江戸時代、
明治、大正、昭和、平成、
そして令和へと
連綿と続いている「王朝の雅」への憧れ。



それは、宮中で行われたきた儀式が
私たち庶民の間にも
定着していったからかも知れませんね。


大寒を過ぎれば
春を告げる「立春」がやってきます。
その立春の前日が「節分」ですから
今でも、やはり宮中行事は
少しづつ姿を変えながら
繋いで続いているのですね。









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Last updated  2024.01.22 12:20:33
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