|
カテゴリ:旅日記
田村市には多くの桜があり 名前もない桜並木が そこかしこにありました。 ちょっと一服タイムで 車を停めた河原にも 桜並木が続いていました。 小さな川ですが 散歩をしている人が僅かにいるだけの のんびりとした桜並木です。 土手の下には 階段も無いので 降りるのは滑りそうで 怖かったのでやめましたけれど 満開少し前の桜が 綺麗でした。 また、車を走らせて 今回、「観に行こう」と決めていた 目的に到着しました。 で、到着したのは良いけれど 駐車場が見当たりません。 道幅も狭いし どうしましょう 私の車を追い越して行った車がありました。 ほんの少し前方に 車を停められそうな道幅の広い場所が あります。 「あっ、この方もここのお寺の桜を 観に来たのかも知れない」と私が思っていると その車が停まり 運転している方が降りてきて 「こんにちは。僕、けっこう、前の方に 車を停めたから、あなたの車を 僕の車の後ろに停められる スペースをとっておいたら、 そこに停めたらどうですか」 「ありがとうございます。 助かりました。」 道の脇に車を停めて お目当ての「桜」の写真を撮り始めますねー 樹齢約三百年とされる紅枝垂れ桜 本堂に上る石階段の脇に薄紅色の桜の花びらは 微笑んでいるかのように満開でした。 両腕を広げたようなしなやかな立ち姿がイイですね〜 本堂に続く階段を上りながらの 撮影なので足元に 十分気をつけて 桜の全体を仰ぎ観ました。 大聖寺(タイショウジ)は、真言宗豊山派のお寺です。 そして、この桜も 「滝桜」の子孫なのです。 田村市指定天然記念物にも指定されている 美しい枝垂れ桜でした。 一本桜は、何百本も並ぶ桜並木とは 違って、なんとなく深い歴史を 感じてしまいます。 ただ、長い間そこにずっと 立ち尽くしているからだけでは ありません。 どの一本桜も 私に何かを語りかけているような気がして そのはっきりしないふんわりとした 囁きに私はうっとりしてしまうのです。 福島の「桜紀行」は まだまだ続きます。 つづく‥ にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[旅日記] カテゴリの最新記事
|