新 緑仙の日々是好日(2022.桜紀行その15 五稜郭公園の桜)
こうして函館の桜紀行及び旅日記を書いていますが、4月も今日で最後ですね〜GWは、皆様はどうお過ごしなのでしょうや‥昨夜の嵐は凄い風音で木々の揺れは勿論のこと、家まで揺れそうな大風でした。それはさておき、それでは「五稜郭公園」の桜に歩いてのご対面です。タワーから見るのと歩いて見るのではだいぶ違って見えるものですが桜が幾重にも植えられていて見応えたっぷりの重量感ある桜並木です。五稜郭は箱館開港時に函館山の麓に置かれた箱館奉行所の移転先として築造されますが後の箱館戦争で城郭としての役目をちゃんと果たしています。それは、お城には無くてはならない堀と土塁です。今ではボートにも乗れる堀ですね〜広場の周囲は土塁ですが本塁の高低さは、なんと7.5メートルもあったとか‥「函館奉行所」の門を通り敷地内に入っていきます。枝垂れ桜も何本かあり花の色が濃いので写真を撮っている人が多く見られました。五稜郭タワーもよく見えますよ〜こんな風に土手のように見えるのが全部、土塁なので下から上にはかなりの急勾配ですから簡単には登れませんし途中で攻撃されてしまいますね。近くの幼稚園児でしょうか‥楽しげに遊んでいます。これを見ると奉行所を取り囲むように土塁が作られていたことがよ〜く分かります。子供たちが這って登っているでしょ‥でも、なかなか上までは登りきれないようでした。途中に滑り落ちてしまうのです。今では、桜並木で市民の憩いの場所ですが箱館戦争の頃はこんな長閑な風景にはなれなかったことと深く感じ入りました。(こういう桜並木が五角形に続いているのです)所々に咲いている枝垂れ桜が印象的でした。見えるところのほとんどが桜で五稜郭を一周するのは広すぎて疲れます。お城にあまり興味のない人や幕末や明治時代に興味のない人にはただの桜の公園に見えるかも知れません。桜の奥に「函館奉行所」が見えてきました。つくづく広いですね〜函館奉行所は言わば、江戸幕府の役所ですが幕府が外交上の問題に直接かかわれる場所でもありその頃、ロシアとの国際関係が悪化していた日本でした。私は、幕末から明治にかけての日本史にとても興味があります。それは、天璋院篤姫、ペリー来航、開国会津藩、新撰組、薩長同盟蛤御門の変、勝海舟、坂本龍馬大政奉還、徳川慶喜、戊辰戦争、そして、箱館戦争と激動の時代でありなんと言っても「身分制度」が無くなったことや「鎖国」を止めてしまったことなど本当に日本が大きく変わった時代でした。新政府軍と旧幕府軍との最後の戦闘。その最後の場所が「五稜郭」なのです。兎に角、歴史的に有名人がすこぶる多い時期でもあり「大河ドラマ」には欠かせない時代ですね〜150年ほどの前の人々の胸の内を考えながら歩いて行くとさっきまで遊んでいた子供たちが先生に連れられて私の前を通り過ぎました。今の日本は平和です‥〜‥それでは復元された「函館奉行所」に入ってみましょうつづくにほんブログ村にほんブログ村