新 緑仙の日々是好日(養命酒 薬草ハーブ園)
「水戸植物公園内 養命酒薬用ハーブ園 HP」誰でも知っているし昔からある「養命酒」それに使われている薬用植物が全部、植えてあるハーブ園が水戸植物公園の中にあります。“水戸黄門”で知られる徳川光圀は,実は水戸藩の医学の基礎をつくった人物でもあり医学への関心が高く,多くの名医を水戸に呼び,秘伝の漢方を集めた『奇方西山集』を発刊したり,治療院を設置するなど,水戸の医学の基礎を作ったそうです。『救民妙薬』は光圀が藩医の鈴木宗与(穂積甫庵)に命じ,まとめさせた最古の家庭療法の本です。そうハーブ園に書いてありました。「黄門様」は偉いのですね。ドラマの中の黄門様は”越後縮緬問屋の御隠居」ですが‥とても頭脳明晰な方で多岐にわたっての「学者大先生」ですね。入り口には薬用とは言えませんが?たくさんの季節の花の鉢植えが置かれていました。ラベンダーはどこでも観ることができる初夏の花ですがラベンダーはリラックス効果が高く、イライラを鎮め、不眠や頭痛、胃腸トラブルも緩和します。抗菌作用もあるため、切り傷や虫刺されにも役立つ汎用性の高いハーブです。薬用ハーブ園には草木のいろいろな説明がなされているのでとても勉強になります。このピョンピョンとした花びらのあるラベンダーはラヴァンドラと言って最高級の精油がとれるのだそうで日本の夏の高温多湿に弱く一般に販売されているのもは通称スパイク・ラベンダーと呼ばれています。林の小道を歩いていると鳴子百合を見つけました。これは、普通の鳴子百合とは違って「大鳴子百合」生薬で、黄精(おうせい)といいます。 強壮薬として病後の衰弱者や慢性病、リューマチ、痛風などの体の弱っている場合に用いますが、ナルコユリの茎葉も同様に滋養強壮に用いることが出来ます。大鳴子百合の全体像は、このくらいで背の高さは150センチ〜180センチぐらいありました。たっくさん花を付けている大鳴子百合もありましたよ〜養命酒に入っている薬草は以下の通りです。14種類の生薬。ちょっと分かりづらいので「養命酒 HP」へ行きましょう。1,烏翔(黒文字の木)2,紅花(べにばな)3,益母草(やくもそう)4,鬱金(ターメリック)5,地黄(ゴマノハグサ科でピンク色の花)6,人参(ウコギ科朝鮮人参)7,淫羊藿(いんようかく 碇草)8,芍薬(しゃくやく)9,肉蓯蓉(にくじゅよう ハマウツボ科多年生草本)10,杜仲(とちゅう 一科一属一種の植物分類的にも珍品)11,桂皮(クスノキ科 シナモン)12,丁子(ちょうじ スパイスとして広く用いている)13,防風(ぼうふう 浜ボウフウはお刺身のツマに乗ってる)14,反鼻(はんぴ マムシの皮を剥ぎ、内臓を取り除いたもの)上の写真の箱の中にそれぞれの生薬の見本が入っています。良い香りのものもあればちょっとごめんなさいと匂いのものもあります。このBlogの一番最初の写真は「桂皮」クスノキの写真です。余談ですがクスノキからは「樟脳」が作られます。それとクスノキには「アオスジアゲハ」の幼虫がいます。蝶々になるとこんなに綺麗な蝶々です。大昔から私たちは自然から無言の恵みを受けているのですね。さぁ、もうしばらく広い植物園を歩きましょう‥つづく5/27日(金曜日)朝から一歩も外に出られない大雨です。にほんブログ村にほんブログ村