今日も前フリです。すんまそん。
ホテルを出るといい天気だった。
いつも雨傘鞄に入れているのが馬鹿らしくなってきた。
ロワールからモンサンミッシェルまでは約4時間。
バスに乗るとキリーさんとご挨拶。「ボンジュール!」とキリーさんが言った後に
「ボンジュール」と返すだけなんだが、挨拶が揃ってると
キリーさんは指揮者のように指を振って、ふふん♪とご機嫌なんだけど
揃わないとずっこける。やっぱりコメディアン??
そしてハセガワさんとご挨拶。ハセガワさんとはボンジュールの後サバ?もつく。
車内でモンサンミッシェルの説明を聞く。
英語で読むとモンはマウンテン。サンはセイント。ミッシェルはミカエル。
聖ミカエルの山という意味だ。
司教オーベールの夢に現れた天使ミカエル。
天使のお告げにより修道院が作られた。それがモンサンミッシェル。
長い年月をかけて建てられたので、いろいろな建築様式が見られるとの事。
干潟の中の岩山に建てられたので、昔は徒歩か馬車で巡礼していた。
しかし潮の満ちて来る速度は時速30キロ。
そして満潮と干潮の差がフランス一激しい所。
8から13mの高低があるので巡礼者は命懸けだったそう。
そんな場所だけに、イギリスとの戦争では要塞として使われ、落城?しなかったそうな。
現在は本土と島をつなぐ堤防兼道路が作られ車で行けるようになった。
しかし潮流で流された砂が堤防に溜まるので環境保護の為堤防を撤去する事が決まったそうだ。
「ヨーロッパですからいつになるかは分かりません」はハセガワさんの弁。
だけど堤防が無くなると交通手段は船か吊り橋を作らないとダメみたい。船も浅瀬大丈夫?
ハセガワさんの話は続く。
モンサンミッシェルの名物は、オムレツ、ガレット、塩、シードル酒、カルバドス。
そしてモンサンミッシェルで放牧されている羊も有名。
干潟の草には海水が付き、それを食べる羊の肉にも塩味がつくそうな。
マトン・ド・サレと呼ばれるその肉は高価で、ハセガワさんも一度しか口にしていないそうだ。
そんなに高価なのか?
説明を聞いていたら遠くに写真で見た事のある塔が。
モンサンミッシェルだ。小さくてまだまだ着くには時間がかかりそうだが皆カメラを構える。
しかし日本じゃ何か建物が入ってもおかしくない距離なのに障害物が何も無いのはすごい。
地平線も何度か見たし。
お風呂の時間だすんまそん。