大きなお世話。
「小さな親切、大きなお世話」とは、上手く言ったもの。 私はどちらかと言うと、「大きなお世話」をするタイプである。 好んでそうするのではないが、基本が「おかん」目線なのでそうなる。 例えば、(男性に多いのですが)寒い季節、車の運転をするときや、暖かい室内に居るときに防寒用の上着を着たままだと、「こんな暖かいところで上着を着てたら、外出たときに寒いから、上着脱ぎよし!」なんて、オカンのお小言のように言ってしまいます。(我ながらお恥ずかしい) 以前、セクシー女医西川センセが「男性との接し方」をこのように語っていた・・・。 オトコがガビョウを踏む前に、「危ない、そこにガビョウがあるから気をつけて!」と言うのではなく、ガビョウを踏ませてから「まぁ~~、可哀想に。さぞかし痛いでしょうに・・・」と慰めるのが、オンナの格を上げる のだそうだ。 これは極論だが、確かにそうかもしれない。 人間と言うものは男女関係無く、「危ないからやめておきなさい」と言われると益々反抗し、実際に自分が危ない目に遭って初めて「あの時やめておけば・・・」と、後悔とともに学習するものなのだ。 最近、会社の後輩が心配で仕方ない。 私は専務付秘書なのだが、後輩の常務付秘書の女性が職務の範囲を超えてこき使われているのが、気になって仕方がない。 私のわかる範囲でいろいろ手伝ったり、アドバイスをしたりするんだけど、「いえ、私はいいんです。大丈夫ですから。」と取り合われない。 そう、これが「大きなお世話」なんですね。 多分、彼女にとって私の心配は、「大きなお世話」なのでしょう。 まず「痛み」は彼女自身に経験させて、その後フォローしてあげる、或いは立ち直る手伝いをするのが私の役目だと思うことにしました。 如何に「あー、あんなことしたら痛い目に遭うでー」と思っても、会社の存続に関わらない限り、口出しせず優しく見守りたいと思います。 これで、オンナの格は上がるかしら??