台湾旅行記、番外編
台湾 台北★ 台湾旅行 ☆ 11月23日 ★台湾旅行記は帰国便搭乗を待つ状態で終わりなのですが、番外編、蛇足かな・・・どこの国でも、誰でも、そうです。少し背伸びして、お客さんには良いところだけを見せたいのです。そんなことを感じた話です。←クリックしていただけると嬉しいです。小生が台湾桃園国際空港へ向うバスの窓から、3日間の観光地のどこでも見ることのなかった、いや見せられなかった、レンガ造りの粗末な家、ゴミのような資源が積まれた広場に興味を持ってカメラのシャッターを切っていると(大体、観光客は誰もこういうものは写真には撮らない、疲れてただバスに揺られているだけというのが相場なのでしょうね)、それに気づいたガイドさんが、マイクを持ってやおら立ち上がり、話し始めました。「昔、台湾人はレンガの小さい家に住んでいました。そこに金持ちの日本人がたくさんやって来て、立派な家を建てて住むようになりました。戦争が終わって、大陸からやって来た中国人が、台湾人は貧乏で、台湾人の家は日本人の家より、みすぼらしいと蔑みました。それから台湾人は、一生懸命に働いて、いい家に住むようになりました。あの家は昔の家です。」←クリックしていただけると嬉しいです。旅行中、ずっとニコニコしていたベテランのガイドさんも、本当は日本に恨みを持っていたのかもしれません。嫉妬もしていたのでしょうね。国力の差と国歌国旗を持つ独立国への羨望を、ついに隠すことが出来なくなったのではないかと思うのです。無理からぬことです。あの伝統的なレンガの家は、きっと観光ルートから外れれば、バナナの木の奥にたくさん建っているのだろうと確信しました。←クリックしていただけると嬉しいです。日本にだって古い家はたくさんあります。恥ずかしいことでない、隠さなくてもいいことなのです。むしろ中国化する前の本当の台湾を見てみたかったというのが、小生の本音です。長々と書き連ねた台湾旅行記に、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。旅行は、本当の姿を見ること知ることに意味があるのでしょうか。今更、何を…ですね。すでに、ご存知の通り11月23日夜、無事に帰国しております。帰宅すると庭には雪の山。秋から急な冬で台湾旅行は夢であったのかと思うのでした。Love Fourさんのリクエストにお応えして台湾と成田の飛行機の写真をアップしました。どの飛行機をどこの空港で撮ったのか、Love Fourさんにはすぐに分りますよね(完)。 and/or ←クリックしていただけると嬉しいです。