フィジックナッツ植樹 再び
上記は、本日6月16日付けミャンマーの英字国営紙New Light of Myanmar「ミャンマーの新しい灯」の記事です。このNew Light of Myanmarはミャンマー唯一の英字日刊紙です。昨日はテレビでのフィジックナッツ植樹式典の報道について、書きました。今日は、「ピンマナ駅で36,000本のフィジックナッツを育てる」という見出しの元、ピンマナ駅で行われた植樹式典について報道されています。ピンマナとは、ミャンマーのほぼ中央部に位置します。昨年10月に突然、行政の首都機能をヤンゴンから移転すると発表され、すでにほとんどの行政に関する首都機能が移転され、「ネピド」(Nay Pyi Taw)と命名された新都市の旧名です。鉄道の駅は未だに「ピンマナ」といっているようですね。その鉄道駅で36,000本に上るフィジックナッツの植樹式典が行われたということです。昨年10月の首都機能移転の、本当に突然の発表より、既に半年以上たちましたが、本当にほとんどの行政機能が移転しちゃいました。半年あまりで、移転しちゃうものなんですね。ヤンゴンの以前省庁が入っていたビルなんか、ガラーンとしてしまっています。公務員もかなりの人数が転勤して行っちゃいました。私の知っている人も何人か転勤していきました。フィジックナッツの植樹は、政府の大々的な宣伝により、大規模に植樹が進んでいますが、一般の家庭でも、一軒家に住んでいる場合、少なくとも5本のフィジックナッツを植えなければいけないそうです。苗木の値段は1本50チャット(実勢レートで約5円)ですので、皆さんの経済的負担はそうたいしたことではないのですが、国中フィジックナッツだらけにしそうな勢いです。あまりの政府からの押し付けに、人々はしらけたりしないのでしょうか。このNew light of Myanmarが唯一の日刊英字紙だと書きました。それ以外は、外国の新聞の輸入という手があるのですが、実は5月28日(日)から、全ての外国紙(英字だけでなく、日本や韓国の新聞まで)の輸入が止まっています。これは政府の、新聞輸入に対する方針が突然変わったからです。インターネットや衛星テレビを通して外国の情報が入ってきますから、実害は大してないのですがね。