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テーマ:政治について(20062)
カテゴリ:福田康夫首相
米国を訪問中の福田元官房長官は10日(日本時間11日)、ワシントンの国務省でライス国務長官と約30分間会談し、日中関係などについて意見交換したものとみられる。多忙を極めるライス氏が、官房長官経験者とはいえ現職閣僚でもない一国会議員と会うのはめずらしく、ポスト小泉候補の一人と目される福田氏に対する異例の厚遇となった。
到着早々にライス国務長官との会談を実現させたことは、アメリカが福田氏を重要な“ポスト小泉候補”ととらえていることの表れと言えそうだ。ライス国務長官との会談を終えた福田氏は「きょうは表敬だからね。よもやま話」と語っただけで、会談の内容については明らかにしなかった。福田氏はライス国務長官らと日米関係にとどまらず、日中関係についてなど幅広く意見交換したものとみられる。 「谷垣氏、麻生氏、安倍氏、福田氏については、誰が首相になってもアメリカとの関係は良好だが、中国にとっては気になるところだろう」-去年まで、ブッシュ政権の中枢でアジア外交を担当したマイケル・グリーン氏がこう述べるように、アメリカ政府にも小泉首相の靖国参拝で悪化した日中関係への懸念が根強くあることは間違いないだろう。 福田氏は11日から17日(現地時間)まで米国に滞在し、米政府要人や有力議員らとの会談を予定している。アメリカ側がアジア外交重視の福田氏に対して、日中関係の改善にどのような期待感を表明するかが、総裁選の行方にも影響するのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.05.12 05:09:00
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