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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8460)
カテゴリ:エッセイ
皆様!あけましておめでとうございます!
遅ればせながら新年のご挨拶を申しあげます。 とってもお世話になった人。その人の家に新年の挨拶に伺いました。もう70歳の人で奥様には、とても善くしていただいたのです。お子様がいないので子供のように可愛がってくれたのです。 「おやじ!おめでとう!」 「おう!良く来たな!お前は毎年来るな。うれしぞ!」 「あれ?おかあさんは?」 「うん。。。そこにいる。。。」 オヤジさんが顎で誘った先には仏壇がありました。僕の大好きな「お母さん」は昨年の11月に急性の白血病で亡くなっていました。 僕は、腰が抜けてしまい、這うようにして仏壇に安置された遺骨を抱きしめ泣きました。 「オヤジ、なんで教えてくれないんだ!」 「お母さん。。。ごめんなさい。。。ごめんなさい。。。」 もう、リタイヤして久しいので、親族だけで密葬をしたんだと聞きました。でも、あまりのショックで立つことさえままならない状態でした。 命のこと。 帰ってきて、おかあさんのことをずっと考えていました。お母さん。。。ごめんなさい。 今日は新年の挨拶なのにね、あまりのショックだったことを書いてしまったけれど、また、彼女のことを考えてしまう僕がいました。 お母さんは森のように優しく、地球のように大きな人でした。 新年最初の僕のブログは彼女を偲び「命の構造」です。 命の構造 松尾多聞 私達の周りには、言葉で説明のつかないものがなんと多いことでしょう。 言い表すことは出来ないけれど、感じること。私は、そのようなものがとても大切だと思います。 その一つに「生命・命」があります。 生命を一言で私が定義することができるならば、それは・・・ 「常に限りなく変化を続けるもの。」 私は、この命題について何度もここで説明してきましたが、今日は私のイメージをもっと解りやすく書こうと思います。 ひと時の快楽に傾倒すること。 人への怒りを抱き続けること。 帰らぬ悲しみに埋没すること。 復讐に躍起となり生きること。 自分のことしか見つめぬこと。 目に見えぬ不安を恐れること。 命とは、本当はそんなに小さなものではありません。 私は、いつも考え続けて、ある結論を(ほんの一端)を見つけました。 「命とは常に変化を遂げるもの。」その実態をわかりやすく説明させてください。 ********* 人は昔から人工で作られたものを「林」とし、自生する古代からの自然を「森」として区別してきました。 そう、生まれてきた人間の「命」は林のように見えます。 最初は更地のような土地ですが、親や社会や自然からいただいた「種」がたくさん植えられている土地です。 その土地には、やがてたくさんの苗が芽生えることでしょう。そして、たくさんの若木が育ちます。 その木々の名前は未だわかりませんが、貴方の成長と共に理解できるようになります。貴方はやがて木々の名前を知るのです。 木々の名は「やる木」、「根木」、「勇木」、「負けん木」等なのかもしれません。 木々は生長しやっと林を構成します。 しかし、やっと形成された林でさえも、とても危ういものです。 そこには四苦八苦の風が吹き、貴方は寒さに耐えかねて、一時しのぎに木を犠牲にしながら焚き火をして、大切な木を失ってしまうこともあるからです。 忍耐を続ける人の林は、やがて大きくなり、最後には森に繋がることでしょう。 それを知った貴方は、森へと足を運び、見上げるような大木に囲まれた本当の命を知ります。 そして、その森はたくさんの林とも繋がっていることを発見するのです。 その森にも四苦八苦の風が吹き込みますが、森はその生命力で、その風を四季に代えて、木々を彩ることを知っています。 森を知った貴方の林は、それからますます繁栄し、たくさんの木の実を落とすことでしょう。 その種は木を倒してしまった他の林の人々の下へ。生まれてきた林の更地へ。きっと運ばれるのです。 ついには、貴方の林は森と一体となり、区別がつかなくなることでしょう。 私は思います。 目に見える命とは「林」に見えますが、それは本来のふるさとである「森」があるから出来上がったもの。 そして、森を知った人々は他の「林」までも繁栄させる力を内在することになるでしょう。 身近に感じる「命」とは林のようなものでも、「森」という繋がりに満ちたふるさとによって成り立っています。 やはり私は「人は生かされている」ことを知るべきだと感じます。 私達の命とは自分が思う何千、何万、何億倍も大きく素晴らしいものだと思うのです。 僕の大切な「お母さん」は、いま、森に帰り、私達を見守っています。 今日は僕の作品「愛を語っていよう」でお別れします。今年もどうぞよろしくお願いします。素敵な新年をお過ごしくださることを心から願っております。 家族を、友達を、つながりを大切にしてください。それはあなたの宝物です。 愛を語っていよう 切なくなるような 愛を語っていよう 野に咲く花は枯れ 散ってしまっても 限りなく生きているから 知っていることは ほんのわずかでも 見つめているのは 偶然の出来事でも 何かを説明できるから 寂しさに包まれて 愛を望むのならば 野に咲く花のように 愛を好きになろう 永遠を信じていけるから 切なくなるような 愛を語っていよう 人は大地に倒れても 繋がりに起きあがる いつか自分を愛せるのだから ランキングに参加しました。クリックしてね テクノラティプロフィール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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