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テーマ:北海道のおいしいもの(1838)
カテゴリ:北海道のグルメ
札幌といえばラーメンである。「ラーメン屋」と調べると700の店舗が専門店であるが、喫茶や居酒屋等を含めると1000店以上が「ラーメン」を提供する都市である。こんな街が他にあるだろうか?イッセンテンである。凄いラーメンの街なのだ。
札幌のヒトは「ラーメンはこのみである」という。そうなのだ、ラーメン哲学を有していて評論できるほど食べつくしている。肌が白く艶のある顔で云う。札幌はラーメンでしょう!と。 函館の塩。旭川の醤油。そして札幌の味噌が有名である。 札幌のラーメンは何故?ここまで有名になり、たくさんの人を唸らせ、美味しいのか?今日はその秘密を公開してみせましょう! I love Sapporo Ramen heartily. 今日は用事を済ませて「未確認ラーメン」へと足を運んだ。 そう、札幌ラーメンとはこのようであるのだ。それは、 札幌の寒冷な風土や大自然が育んだ味。濃厚で味が深く、まろやかで適度な油がここちよく、シャキシャキのモヤシがトッピングされる。 サッパリ!スッキリ!サラサラ!のものは札幌ラーメンではない!それを求めるならば全国にあるではないか。そこでこのラーメンの他では真似できない秘密を書いてみる。 ■それは水なのである。■ 私は全国を渡り歩いた経験がある。いささか閉口してしまった問題は「水」であった。特に関東、関西、中部の水は飲めなかった。札幌の私は腹をこわすからだ。 札幌市の水道局がボトルドウォーター「さっぽろの水」を売り出した。これは札幌市民が水道で飲んでいる水だが、本州では飛ぶように売れてしまった。売り切れなのだ。 そう、札幌の水道水は母なる川、豊平川上流定山渓渓流が水源。 そこは緑豊かな支笏洞爺国立公園や国有林野内にあり、また、冬のあいだに降り積もった雪が天然のダムとなって初夏まで蓄えられるなど、恵まれた環境にある「雪の水」なのである。 いいかえれば大自然が育んだ本当のミネラルウォーター。札幌の家庭では蛇口をひねると、この水が噴出する。 この水でつくるのと、他の都心水で作るスープの味は、残念ながら一目瞭然!丸みと味が断然ちがってくるのだ。 ■甘みとコクの正体を見たり!■ 札幌ラーメンはコクと甘みが自然で特筆すべきもがある。スープなのにフルーティーな味わいが生きているのだ。 札幌の特産に「さらら」というタマネギがある。これも私が本州で驚いたことだが、本州のタマネギはボワァっとしていて味が薄く、痛みやすく芽がでる。 この札幌さららは味が濃く透明度があり、石のように硬く栄養も味の深みも本州のそれとは比べ物にはならない。半分以下でも味がでるし、深みは真似るここが不可能であると感じる。 そして、春になっても「芽が」でずに、そのままの味が低下しないのだ。 この素材を皮のままに寸胴に放り込み、一日かけて旨さを引き出したスープは軽く深く、清新でいて素晴らしい味がする。 そう、札幌が元祖のスープカリーの命も「さらら」なのだ。これだけは真似ることは不可能だ。私は秋に20キロ1200円で農家からいただくが、深みが違う。 「さらら」を昔からふんだんに煮込んだスープが札幌ラーメンの血液なのだろう。 ■再会への道しるべ■ 慕情への憧れ 10分のドラマ 再会までの余韻 札幌ラーメンにはドラマが生きている。それは憧れと余韻による表裏一体の物語なのだ。 これも本州で生活して感じたことだが、北海道(札幌)の人たちは本州の平均よりも極端に加工食品を食べない。 それは、新鮮で美味しく、しかも安価な食材が揃っているからだろう。素材を活かすのが食の王道であるなら、この点は北海道は恵まれている。 だから、加工食品をいただく機会が減るのは当然でもある。 新鮮で安く、相当に美味しいカニがあるのに、誰が添加物タップリの「かにかま」を買うだろうか? 身もとろけるような美味しい「男爵芋」がそこらに転がっているのに、誰が加工を極めた外国のマッシュポテトを好むだろう。 そうなのだ、北海道の人は添加物をあまり食べない結果となり、人工調味料に敏感になり得るのだ。 だからラーメンも同じ。リン酸塩(味をつける粉等)が多く混入されたスープはスグに飽きるし、その店は長続きしない。 天然自然の出しが効いたスープは優しく、いつまでも後味がここちよく、人々に「慕情」をあたえるのだ。 札幌ラーメンは風土と自然と人の営みが作りだした真似出来ない味。チャーン店で食べても札幌の本店が美味しい理由がここにありますね。 正統派!札幌ラーメンの王道!多聞のオススメ。 「未確認ラーメン」 住所:札幌市北区屯田4条3丁目2-2 電話:011-772-7347 営業時間:11:00~20:00 定休日:毎週火曜・第3月曜 駐車場あり あーあぁ。あと二ヵ月は雪に覆われる札幌。札幌は寒いから、身体が油分を求めるのですね。冬の夜ラーメンが食べたくなるゆえんなんでしょうか。 秋から冬にかけてラーメンはその売り上げを倍増させますね。北海道の生活食でもあるんですね。じゃ、またラーメンかきますね。バイバイ。 ■今日のお別れポエム■ 喝 采 の 道 遥か北を目指す鉄の道に揺られ いまさら置き去ったもの達を想う こだまする汽笛 ふるさとへの道 色あせたシネマの思い出が招く 儚く崩れたつかの間の青春物語 繰り返し贈ったカーテンコール 二度と幕は開くことがないのに 車窓に吹雪いた結晶は あてた手の形に解けて 激しい日本海を映し出す 身体にそそいだ振動は 僕の心を揺り起こして 激しい慕情を掻き立てる カーテンコールが聞えてくる ランキングに参加しました。クリックしてね テクノラティプロフィール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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