【送料無料】偽りの婚約 [ ローズマリー・ロジャーズ ]
読まず嫌いだったロマンス小説を読み始めて一年以上にはなると思う。
いちおう選んで読んでいたのだが、傲慢なヒーローが多いのにはビックリした。
この小説のヒーローは、傲慢のなかでも最上級。
それなのに、面白くて一気読みだった。
物語は、1820年、継父に襲われる危険から逃れるために、後見人である公爵の元にやってきたブリアンナが主人公。ところが、公爵は双子の弟エドマンドと入れ替わっており、事情があって、ブリアンナを救っている余裕もない。断られてもあきらめられないブリアンナは公爵の屋敷に勝手に潜入。そこに、継父がやってきて・・・・・・
公爵の暗殺未遂がロシアのクーデターに繋がっていくあたり、かなり壮大な話なのだが、エドマンドとブリアンナの行く末を見ている間に全てが終わっていたという感じではある。
ローズマリー・ロジャーズはもう故人で、作品もあまり読んだことがないが、うまいなあと感心した。
エドマンドの兄スティーブンの話があれば、読んでみたいものだ。