先日、BSプレミアムで映画「小さいおうち」をやっていた。
小さいおうち [ 松たか子 ]
観たことはあったと思うのだが、記憶がおぼろげだったので、録画してみた。
この映画で、黒木華さんの名前を覚えた記憶がある。
彼女はベルリン国際映画祭で銀熊賞をとったから。
昨日やっと、録画を観たのだが、現在と過去の時系列で進む話だった。
主人公は黒木華演じる女中のタキで、現在は倍賞千恵子が演じている。
現在のタキは、昭和11年当時の自叙伝をノートに書いている。親戚の健史には、その平和な雰囲気が時代的におかしいと言われるが、事実と言って譲らない。
過去のタキは、田舎から出てきて赤い屋根のモダンな家で女中をしている。玩具会社に勤める主人と妻の時子、息子の恭一がその家にはいた。美しい時子はタキにも優しく、恭一は献身的なタキになついていた。そんな穏やかな暮らしが、主人の部下板倉が現れたことで、崩れていく・・・・・
親戚の健史は妻夫木聡、その姉が夏川結衣、健史の女友達が木村文乃。主役級が脇役で名を連ねている。
2014年の作品だが、相変わらず、山田洋次監督作品は出演者が豪華。
久しぶりに、繊細で美しい物語を堪能した気分だ。
やっぱり、映画はいいな。