|
カテゴリ:本の話
旅行には、本を持っていく。
電子書籍はもちろんだが、紙書籍も1冊は入れておく。 今回は、直木賞をとった歴史ミステリー。 黒牢城 [ 米澤 穂信 ] 私はあまり戦国時代には詳しくない。 黒田官兵衛は知っているが、荒木村重と言われてもピンと来ない。 一緒に旅行に行った母は歴史好きなので、天正六年11月の状況もよく知っていた。 とはいえ、知らなくても楽しめると思う。 そう、これはミステリーだから。 織田方に息子を人質にとられた黒田官兵衛が、籠城をする荒木村重を説得しにやってくる。 説得に失敗すれば、斬られるのが常だが、村重は官兵衛を土牢に入れる。 籠城中の城内で、人質が死亡する事件が起きる。城内の不満を収めるため、村重は官兵衛の力を借りることになるのだが・・・・・ いわゆる安楽椅子探偵に黒田官兵衛が当たる。 村重は、有岡城城主ではあるが、にわか城主ではあるので、家来の統率に苦慮している。 問題が起こるたび、気心の知れない城主への不満と相まって城内に広まっていく。 官兵衛はなぞ解きに協力してはいるが、何か思惑があるようで・・・・・ 実は、この本、直木賞受賞時にざっと読んでいた。 あまり記憶になかったのだが、ざっと読む本ではなかったと今回つくづく思った。 そこここにヒントはあって、ちゃんと読まないと楽しめない。 再読の機会があって、よかったと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本の話] カテゴリの最新記事
|