太田愛さんの作品は読んだことがない。
書評を読んで、興味を持って、図書館で予約して、やっと順番が回ってきた。
未明の砦 [ 太田 愛 ]
現代の闇に迫った内容。
非正規、派遣、正社員。
同じ仕事をしていても立場が違うと見える景色が違う。
でも、果たしてそうだろうか?
全く接点のない様々な事情を抱えた工場勤務の4人の非正規雇用の男達が、同僚の死を目の当たりにして、労働組合を作ろうとする。
会社は、政治家や警察官僚を使って、なんと、彼らを共謀罪で指名手配しようと画策する。
これが通る世の中なら、恐ろしいとしか言いようがない。
いったいどうなってしまうのか、一気読みだった。
後味は悪くない。
甘い結末かもしれない。
でも、こういう希望は必要なのだと思った。
さて、今日は念願のLRTに乗りに行く。
諸事情により餃子はあきらめた。
とはいえ、楽しんでこようと思う。