カテゴリ:感動
プロは逆境でこそ笑う(4) 本調子2 喜多川泰 編 2009年5月8日 総合法令出版 発行
成功への糸口が見つかる思考法
9敗したときに、人生を変える1勝が見えてくる。
困難を乗り越えるための、「脳の鍛え方」「心の持ち方」「行動力の育て方」「夢の抱き方」を学ぶ。
名著者が薦める「成功を呼び込む良書5冊」も紹介。
ほとんどすべての人は、もうこれ以上アイディアを考えるのは不可能だという所まで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。いよいよこれからだというのに。 トーマス・エジソン
すべての壁は神さまからの贈り物
成功と失敗 誰よりも成功を数多く経験した人は、誰よりもたくさん挑戦し続けた人でしかありません。ところが初めて挑戦することでうまくいくことなんかありません。誰がやっても初めは失敗するのです。
「思うようにいかない出来事は、自分の人生をより楽しく感動的にする、退屈しのぎのための道具でしかない」そしていつからか、そのあとに僕自身の言葉を加えるようになりました。「今の逆境は、将来の自分にとってどうしても必要な幸せの種だ。それは僕の人生を自分が思っている以上にドラマティックにする新たな展開のスタートの合図だ」
自信に根拠なんていならない 自分はすごい才能を持った奇跡の存在だと自分で認めるために、「 ○○ができるから」とか「~が他の人より優れているから」という根拠は必要ありません。そんな根拠などなくたって、僕たちは一人ひとりが唯一無二の、自分にしかできないことを持って生まれた奇跡の存在です。僕たちが今、この世に生きていること自体が奇跡です。それだけで十分自分の尊さを認めることができます。
今、ここにじぶんが存在する。ゆえに、自分には、この世界に対して自分にしかできないことがある。それ以外に根拠はいりません。「何はなくとも自信満々に生きる!」これこそが成幸者の生き方の第一歩だと僕は思っています。
逆境こそ一歩前へ出ろ! 僕たちが失敗や、逆境と呼んでいるものは、今までのやり方を変えなければうまくいかないという「サイン」でしかありません。経営者に限らず、そこで働く人たちにとっても、会社が迎えた逆境は、自分のやりたいことをやる絶好の機会です。そういうときこそ会社は新しいアイデア、新しいリーダーを一番必要としています。
終わりは始まり 人生は出会いによって創られるのです。一つは世界の終わりは、新しい世界の始まりでしかありません。それにもかかわらず、多くの大人は一つの時代が終わるのを極端に怖がります。その、先が見えないという不安は、いつしか現状がなくなることに対する恐れとなります。
でもそれは、今までの生活に慣れてしまった僕たちが感じる恐れであって、その先には必ず新しい時代の始まりがあるのです。そこには今までの生き方をやめて、本当に自分のやりたかったことをやるチャンスがあります。人生を変える新しい出会いがあります。それまでの人生では経験したことがなかった世界が待っています。
常識は一人ひとりが違う ひとつの言葉に対するイメージは、その人がそれまでに得た経験によって変わるのです。ですから、「挑戦」という言葉も「自分の人生を喜びと感動で埋めるための材料集め」というイメージになる人もいれば、「責められる原因」になってしまう人もいます。
人間は同じ言葉に対しても、実は自分だけの意味を持って生きています。だからこそ、他の人が使っている意味を知ろうとするのではなく、自分の意味を知らなければいけません。かっこ良い言い方をすれば、自分の辞書を持たなければならない、ということです。
劣等感は武器だ! 他の人と違うことは、自分を他の人が手にすることができない成幸の地へと連れて行ってくれる大切な道具です。唯一無二の尊い存在なのに、他者と比較して、他の誰かと同じであろうとすることによってきできる劣等感。それこそが他の人と自分の間にある大きな違い。それは自分を自分として活かす何よりも強力な武器です。
世界を変える力があると知ったとき人生は変わる 「僕はこれからの日本に本当に必要とされる塾の原形を創る。ここの卒業生が、これからの世界を動かすんだ」僕がそう言ったときに、笑う生徒がいなくなりました。皆目を潤ませながら感動して真剣に聞いてくれます。「できる!」と思っているわけです。こんなちっぽけな塾の先生でも、それをやることができると信じているんです。それは、ひとりの人間が世界を変えることができると信じることです。つまり、自分にもそういうことができると信じることができるようになった瞬間でもあります。
大人は、子供たちにとって皆「先生」です。 その大人たちが、ひとりの人間の持つ可能性に目覚めたとき、それを見ている子供たちは自分にも世界を動かす力があることに気がつきます。もちろん、その力はあなたにもあるのです。
あなたは成幸しなければならない 夢を持って生きる人は、必ず逆境に出会います。そういうときこそ笑って、自分の辞書を見直してみましょう。そしてもう一歩前に出るのです。
あなたが何かを達成したこと自体は、あなたの幸せレベルを変えてくれりははしません。あなたが幸せを感じる力を磨かない限りそれは変わらないのです。
ならば、どうして夢を実現することが大切なのか。それは、あなたが大きな夢を実現したとき、それは、言い換えると世の中の多くの人から「ありがとう」を言ってもらえる存在になったときでもあるということが関係しています。
今、現在あなたとかかわって生きているすべての人があなたの成幸を待ち望んでいます。そして壁の向こうの応援団と実際に出会う日がやってきたとき、「成幸とは何か」が心から理解できるでしょう。成幸とは何かを手に入れたり、達成した状態ではありません。彼らの「ありがとう」に触れる瞬間こそが、僕たちにとって人生最幸の瞬間であり、そういう毎日を送る人生こそが、成幸の人生なのです。
「運命を拓く」中村天風 著 講談社 発行
「失敗力」ハイブロー武蔵 著 総合法令出版 発行
「発酵道」寺田啓佐 著 河出書房新社 発行
「よし、かかってこい!!」大野勝彦 著 サンマーク出版 発行
「ニンジンから宇宙へ」赤峰勝人 著 なずなワールド 発行
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最終更新日
2009年05月17日 11時49分48秒
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