カテゴリ:感動
駆け込み本屋(4) 清水 克衛 著 2009年4月25日 サンガ 発行
繁盛書店に学ぶ「義理と人情」からの問題解決
読書のチカラ
生きる上で、仕事をするうえで、大切なことは何だと思いますか? あまり何が大切かとかごちゃごちゃ考えないで、生きることも仕事も楽しんでがんばればいいんですよ。
男の役割、女の役割とは? 男と女の違いとは? 男と女は違って当たり前です。世間では、男はいばらなきゃいけないって言うけど、そればっかりじゃうまくいかないんですよ。ただ、男は戦う能力はあるから女性を絶対に殴っちゃだけですね。男と女にかかわらず、世の中の大きな流れで変わらない真理。それは強いものはいばっちゃだめだし、弱いものはひねちゃだめってことです。
本とは何ですか? 目次です。人生が一冊の本だとすれば、節目節目で、目次として本が存在するんですよ。人もそうですよね。自分が変わる瞬間に出会った人にはものすごく影響されますね。
私は夢がころころ変わってしまうのですが、いいのでしょうか? 夢はいくつ持ったっていいんですよ。何を選んでも夢を叶えるには、一生懸命やらなきゃいけないんですけどね。
人との付き合い方の極意とは何ですか? 人には誰だってよいところも悪いところもあるんだから、お互い、そう思って付き合っていく。するとお互い成長して新しい発見があったりするんでよ。
店長にはいろんなベストセラー作家の人と交流があるそうですが、これまで会った中で、どんな人を尊敬していますか?スゴイと思った人はいますか? 私が思うスゴイ人っていうのは、肩書きに関係なく、人に左右されないで自分の個性を思いっきり出している人ですね。
20代のうちにやるべきことってありますか? そうですね。「これをやうべき」ってことは特にないですけど、ムチャをするってことですかね。やっぱりチャレンジですね。20代なら失敗しても笑ってもらえる雰囲気があります。
ぼくらが老人になったとき、年金もらえるんでしょうか? そういうことあは、あんまり考えないほうがいい。お金ってみんな永遠だと思っていますが、本当はいつ価値が変わるかわかんないもんだから。見えないことをいくら考えたところで、それじゃ博打と同じです。マイナスのことを考えるよりも、もっとやるべきこと、できることを考えてください。
学んだことをなかなか実践できません。学んだことを実践に結びつける工夫はないんですか? 本を読むと「早起きしなきゃ成功できない」みたいなことがよく書いてありますが、早起きできなくても、夜、充実した仕事ができる工夫をするって方法もある。あとは本気かどうかだと思います。
付き合う友達は選んでいいのでしょうか? 出会った瞬間にもう選んでると思います。一億二千万人もいる中で、自分が選んでいるから出会うんです。会社でもそういう家族意識でやれば、苦手なひとなんかいなくなりますよ。
マイナスの情報を伝えるテレビや新聞は見ないほうがいいですか? 私が思うのは、情報は絶対に遮断しないほうがいいってことです。普通に生きている人は、マイナスのことにも強い気持ちでいられるようでないといけないんですよ。気分をいつでも切り替えるスイッチを持つためにも、見ることは大事だと思います。流れてくる情報をすべて真実だと思ってはだめですよ。
毎日の習慣を教えてください。 人が毎日ひとつの場所に対してアタマを下げて礼をして、感謝していけば、その場所はそれだけで聖地になりますからね。家でも自分の部屋でもやってみるといいですよね。
一度悩むと、すぐに立ち直れないのですが、落ち込みから立ち直る方法ってありますか? 「禍福はあざなえる縄のごとし」っていって、状況は次々に変わる。うまくいかないことがずっと続くわけじゃないいですよ。人間は本来、ずーっといいことが続くんですよ。それがうまくいかなくなるのは、謙虚になることを忘れてしまうから。秀吉でもそうだけど、感謝の気持ちを忘れれば落ちていくんですよね。謙虚にしていれば、一回上がったら落ちないんです。
転職するのにいいタイミングってありますか? 今やっていることを一生懸命やる。夢を追いかける前に「まず一歩」滅私奉公をする。それができないうちは転職しないほうがいいですよ。一生懸命やっているうちに、お声がかかってきたら、実力がついてきた証明ですからね。そのときは思い切って踏み出すといいと思いますよ。
目の前のことに一生懸命になれと言われるんですが、それがなかなかできないんです。そういうときはどうしたらいいですか? 一個売ることの喜びを感じることですかね。どんな商売でも、売れるってことは楽しいものです。それを楽しめないってことは、そこに目がいってないってことなんですよね。基本は一緒でしょう。人は喜びを売ることで、自分も喜びを得るんですよね。何をしていても、人の喜びにつながるような仕事をしていかないといけません。
「こんな本はよまないほうがいい」というジャンルの本はありますか? 基本的にはないんだけど、人として生きていて、マイナスに引っ張られる本は読まなくていいと思います。たとえが、このままでは間違いなく地球は滅亡してしまうとか、ですかね。大は小を兼ねます。人間も小さいけど、必ずマイナスに引っ張られないで、宇宙と同じように、ずっと成長していけるし、成長していかなきゃいけないんです。
悩みを抱えている仲間がいます。未熟な自分がアドバイスしていいものでしょうか?「間違ったアドバイスをしてしまったら」と思うと躊躇してしまいます。何が正しくて、何が合っているのか、なんてことは置いて、精いっぱいの考え方で接してあげればいいですよ。もし、それで間違ったとしても、それを覚悟のうえで言ってあげればいい。とことん付き合えばいいんです。
本を読むと「プラスの言葉を使うといい」とよく書いてあります。心の中で、マイナスのことを考えているときも、その心にウソをついてもプラスの言葉を使ったほうがいいのでしょうか? 人といるときは、何が何でもプラスの言葉を言ったほうがいいですね。人前では、絶対プラスの言葉でいいんですよ。一人のときにいっぱい悩んだり、マイナスの言葉を吐けばいい。それで気持ちよくなることもあるし、暗くなることもある。一人でやってみて、考えて、それで結果を見て、工夫していけばいいと思いますよ。
「悩み事は人に話さず、自分で解決しろ」といいますが、人にはどんなことを相談して、どんなことは自分で解決するようにしたらいいんでしょうか? 線引きがあれば教えてください。 線引きはありません。全部、自分で解決できるんですよ。悩みっていうのは壁を乗り越えるために出てきてくれるものです。悩みはつらいものじゃない。悩みくらいで死にはしないから大丈夫。自分でいっばい本を読んで、一つひとつ解決して、壁を越えてください。
店長はどういったことを念頭に置いて、本を読んでいますか? 私の場合はプロだから、読んだ人がどれだけ喜んでくれるのか、そこを考えてますね。恋で悩んでいるお客さんがいたらその人の立場で考え、会社のことで悩んでいるお客さんがいたらその人の立場で考えということですね。
時代の流れは、どんなところでつかめばいいんでしょうか? 小さいところで起こっていることに気づくことですかね。事件は現場で起きています。目の前にある兆しに気づく。時代の流れは、常に目の前にありますからね。目の前のことにじっと焦点を合わせてください。目の前の変化に気づくこと。大は小を兼ねる。そこに時代の兆しはみんなあります。
店長にとって、アイデアが閃くのはどんなときでしょうか? 常識に引きずられないことですかね。引きずられると、アイデアって出てこないんです。よく年がら年中閃いてる人っていますけど、私は年に2,3回は、すごいアイデアが閃きます。
店長の愛読書は? この世界は見えないこと。知らないことのほうが、断然多いですから。人間は好奇心が一番大事。人間は好奇心のために人間になれたんですから。
日々、より良く元気に生きるために、心がけるべきことはありますか? 明るくなきゃいけない。それだけ。でも「そうでなければならない」っていうのではないと思います。機嫌悪いときは、機嫌悪くてもいいんじゃないですかね。人間味をそのまま出せる人がいて、それが魅力的だったりする場合もありますから。
「モチベーションのあげ方」はありますか? モチベーションが低いときがあってもオッケーなんですよ。落ち込むときも必要だからあるんです。モチベーションを上げるって大切なことですけど、マイナスの部分に常にふたをしてはだめです。堂々と落ち込んでいれば、そのうち自然にぐーっと浮き上がってきますからね。
マイナスのパワーをプラスに変える方法は? マイナスは悪いものだって、ふたをしてはいけない。それよりも人間らしさを出したらいい。どうしても怒りたいときは怒る。つらいときは泣く。人間にあえてマイナスの感情が残っているのは、それが必要だからなんですよ。もっとマイナス感情に向き合えばいいんです。
何か伝えたいことはありますか? 安定を求めるのなんか、やめていいんですよ。悩みがあるっていいことですから。それよりも、どんなときも明るくいくってことを大事にしてください。人に悩みを相談なんかしなくても、皆さん、自分で悩みを解決できます。そのために本があるんです。そのこと、忘れないでくださいね。 つながっているすべての人にありがとうございます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月24日 14時13分23秒
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