カテゴリ:自己啓発
働くことの意味がわかる本(1) 飯田 史彦 著 2002年8月14日 PHP研究所 発行
「働くこと」には、意味などありません。実は、「働くことには、意味などありません」というのは、正確な表現ではありません。正しくは、次のようになることでしょう。
「働くこと」そのものには、意味などありません。、 そう、「働くこと」そのものには、もともと、はっきりとした意味など、見当たらないのです。しかし、それにもかかわらず、現実を見ると、「働くことの意味がわからない」と悩み苦しむ人々が、世の中にあふれています。それは、もとから「意味」など無いことに対して、あるはずのない「意味」を求めようとするからこそ、そこに無理が生じるためなのではないでしょうか。
そして、さっそく試してみました。 「あなたが働くことによって、どのような影響が生じると思いますが?」 すると、人々は、今度はあまり時間をかけないで、次のように、さまざまな言葉を返してくれたのです。 「そうですね、お金が儲かりますね」 「仕事を通じて、自分が成長できるんじゃないでしょうか?」 「目の前のお客様に、喜んでいただければ嬉しいですね」
つまり、「働くこと」そのものがもとから意味を持っているのではなく、「自分が働くことによって、自分や自分以外の何らかの対象に与えるさまざまな影響」が、自分に対して、「働くことの意味」をもたらしてくれるのです。
「働く」とは、どういうことか
「働くこと」の定義 本書では、「働くこと」という言葉を、「人間が、何らかの組織において、何らかの役割を果たし、何らかの価値を創造すること」であると定義しておきます。
「働くこと」がもたらす心情 五つのものがあり、人によって異なることがわかります。 働くことは、使命である 働くことは、悦楽である 働くことは、災難である 働くことは、苦痛である 働くことは、試練である
機会としての職場 「働く」という試練を通じた人間的成長を目的とする「仕事」の本質的意味を考えると、職場とは、そのような「場所」ではなく、「機会」(チャンス)のことを指すものであるはずです。
職場とは、「自己の本質を発見し、自己を拡げたり深めたりすることによって、自己の価値と可能性を高めるための成長の機会」です。
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最終更新日
2009年06月16日 20時30分14秒
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