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2005年02月18日
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カテゴリ:歴史
皆さん、こんにちわ★

昨日、常滑焼(とこなめやき)で有名な愛知県常滑市に、中部国際空港、通称セントレアが開港いたしました~!わ~い(^O^)/ パチパチ~!
私も行って見たいけど、昨日は見物客を含めて9万人の人出があったそうで・・・レストランもエビフライで有名な「まるは食堂」が3時間待ちの状態だとか・・・?
これじゃあ、肝心の利用者に迷惑がかかっちゃうよね~。
週末は、更なる人出が予想されるとのことで、もしかしたらディズニーランドのように入場制限されるかもしれません・・・!(ホントにすごいですね・・・!)
人ごみ嫌いな私としては・・・少し空いてきた頃にでも、行ってみようかと思います。

ところで、今日の本題です。先日、くまくま15さんの日記で、聖徳太子の十七条憲法(あの、「和を以って貴しと為す」で有名なヤツよ!)が、採り上げられておりまして・・・
「和」って言葉について、改めてしみじみと考えさせられた訳なのでありました。

「和」っていうと、調和、和気藹々(わきあいあい)、和解など、人との関係を和ませる言葉と、あと・・・和風旅館とか、和菓子に和歌など、日本そのものを表す表現がありますけど、昔から、人との和を重んじてきた日本人を、「和」という表現で表すなんて、ホント、鋭いというか・・・面白いですよね~。

それにしても・・・「和、ワ、わ、輪、環・・・!?・・・倭?」もしかして・・・日本を表す「和」という言葉は、あの卑弥呼が載っているという、魏志倭人伝(ぎしわじんでん)でおなじみの「倭(日本の昔の呼び名)」から来ているんじゃないか?
これが本当だったら、えらいこっちゃ!ろ、論文の準備しなきゃ!これは、日本の歴史的発見じゃあ~!歴史学会に殴りこみをかけるぞ~!・・・なんてことにはならない訳で・・・もう、既に、『逆説の日本史』でおなじみの井沢元彦さんを始め、いろんな学者さんが書かれていましたわ・・・。(どうせ、私が思いつくことなんて、そんな程度のもんだよ・・・)

話は横道に逸れてしまいましたが、日本が倭と呼ばれだしたのは、中国の後漢の時代(紀元25年~220年)に書かれた『漢書』に「楽浪(現・北朝鮮の平壌付近)海中に倭人あり、分かれて百余国となり、歳時を以て来たり、献見す」と、つまり・・・日本が100カ国以上に分かれていて、中国にお土産を持って挨拶に来ていた・・・と書かれているのが最初であります。

この頃の日本は、ちょうど弥生時代にあたるんですけど、弥生時代といえば、集落同士での争いが始まった時期で、人々は、環濠集落という、いわば、堀を丸い輪のように廻らして、そこに柵を作るという・・・要塞の中に住んでいたんですね。

う~ん・・・ここでも、「環」と「輪」が出てきますねえ~。
縄文時代はどうでしょう・・・ここでは、広場を中心にして、その周りを丸く取り囲むように家を作って住むという、環状集落を形成していたそうです・・・。
やっぱり、ここでも「環」か・・・。

もちろん、環状集落とか環濠集落なんて言葉は、最近になってつけられた物ですけど・・・でも、もしかしたら、「ワ」という言葉自体は、縄文時代頃からあったのかもしれません・・・。

北畠親房の「神皇正統記」によると、「ワ」は「我」ではないだろうかという説があるそうです。
中国の人に、おまえ達はなんだ?と聞かれた日本人が、私達(の国)という意味で「我」と云ったのを、国名だと勘違いされて、日本は「ワ」となったという事らしいのですが・・・

しかし、私が思うに・・・彼らが言った「ワ」とは、集落の意味を指す「輪」もしくは「環」だったのではないかと・・・。
きっと、当時の日本人には、国という概念そのものが何だか分からなかったのかもしれません・・・。
彼らの集落の仲間の世界しか知らないのですから・・・。

集落で住む「ワ」の世界は、今でいう近所づきあいのコミュニティーがすべてですから、人との調和を重んじて暮らすという意味も、「ワ」の中には含まれていたかもしれませんね!

中国から「倭」というバカにされたような当て字を付けられようが、文字の文化をもたない日本人には、漢字から来るイメージも何もなく、ただ単に音声のみの感覚で、「ワ」=集落のコミュニティー・・・ついては日本人そのものを表すものになっていったのでしょう。
それは、「ワ=倭」が、大化の改新後「日本」という国号に改められてからも、一般庶民の間では、「ワ=日本」という概念は消えることなく、保ち続けられていたのかもしれません。(後の時代に出没する日本の海賊「倭寇」も、「倭」ですからね・・・。)

そして、卑しい民族を意味する「倭」に、イメージを一新させる新たなる概念を与えてくれたのが「和」だったのではないでしょうか?
これこそ、人との調和を重んじる日本人にぴったりの漢字ですよね!
(そういえば、日本を意味する「大和(ヤマト)」も、「大きい和」と書きますからね~。)

私達が、「和」という言葉を使うとき・・・もしかしたら、DNAにきざまれた私達の祖先の「ワ」のコミュニティーを、脳裏のどこかに思い描いているのかもしれません・・・。


豪族同士の争いや、天皇暗殺などのいざこざがたえなかった頃に、「和を以って貴しと為せ!」と一喝してくれた聖徳太子・・・。「和」が「我」「吾」になりつつあり、日本人の和の美徳が失われつつある現代にも、大きな一喝を与えてもらいたいものです。


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最終更新日  2005年02月19日 01時27分52秒
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