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カテゴリ:移動する話
そうでした、そうでした。
クラゲが目的だったのよ。 でも、他のいきものも楽しい。 いきなり暗い部屋に連れて行かれる。その切り替わり方はなんだか 学園祭で急に暗幕張って暗くした部屋みたいなのだった。 数種類のクラゲが勝手な形で好きなようにやってるところをガラスに顔くっつけてのぞかせていただく。相手からこちらはどのように見えるのだろう。そもそも彼らの眼はどこにあんのか。形が、いやぁ、なんだかすごいね。そもそもえら呼吸じゃないよね?小さいのから馬鹿に長いのまで形も様様好き勝手している。人間なんて彼らにくらべたらバリエーションの貧しいことこのうえなし。8歳女児もいっしょにのぞく。うひょー、うへえ、これってどーよ。まともな言葉が出ないなどうも。いちいち形や動きの違い方に眼が反応してしまう。 わたしの身長170cmならいいんだが、8歳女児には少々高い位置に水槽がある。もうすこし、低いと彼女らももっと見やすくなると思うんだけど。あと、これだけケッタイなものを見せてくれるんならルーペかなんか置いといてほしいね。クラゲがほにゃらほにゃらと呼吸するとこなどをもっとアップで観察したい。よく見てよく驚く、そういう経験がカガクするココロを培養するもとになると思うのだが。成長しきって背伸びせずに水槽を覗けるようになってからじゃ、遅い。ちいさいころに何かを「見た」っていう経験は一生もんですぜ。 うーむ、見ていてもあやしげな感嘆詞しかでてこないわたくし。 おお、カツオノエボシ?! でろ~んとながい身体、いかにもやばそうな姿。 あの足(?)でひとなでされただけで、ヒトの皮膚はでろんと腫れる。う、クラゲさされの症例写真の赤い水ぶくれ群が脳裏に・・くわばらくわばら。オロナイン軟膏でなおるかなぁ。無理だよなあ。 小さいころに大好きだった「いきもの」図鑑の絵を思い出す。 そんなのばっかりしょっしゅうながめていた。 そうそう、傍らにいる8歳女児とおんなじような年頃だった。 横であれこれ云って水槽のまわりをぐるぐるしている彼女を見てると、どーも昔の自分を見ているような気分になる。 ひととおり見た後、明るい部屋に戻ってくる。 なぜか水槽にケサランパサランがじっとしている。 (そもそもあれって動くのか?) で、友人の弟君が語っていた「クラゲアイス」を試す。 8種類ほどあるフレイバーはどれも渋好み、で庄内っぽいぞ。 わたしは「えだまめ」味。 ところどころにクラゲの食感が出てくる。 これをなめながら外を見ると、さっきトドにホッケをあげてたお兄さんが今度はアシカ・ショウにアシカとともに出演している。 忙しいねえ。 おそらく他のラッコやアザラシも、彼がお世話してるのだろう。 しばらく館内をぶらぶらして出る。 次はどうしよう。 8歳女児「すなはまに行きたい!」と主張。 わたしも同意見。「行きたい行きたい~」といっしょに足をばたばたする。友人・父はあきれているであろう。まぁ、なあにかまうものか。なんせ久しぶりの海。1月の能代~男鹿~八森以来だ。もっとも、あのときは立ってるのがやっとという状態であったが。 広くはないがいい感じの浜辺に降りる。 今度はカメラ持参だ。 おおお、クラゲがまだ打ち上げられて間もない姿でのっぺりと垂れている。水がないとこではなさけないねー。 8歳女児、これを漂着した木の枝ですくいあげている。そこでカメラ目線をくれる。いいお顔じゃないか。(のちにこれは今回の自己ベスト・ショットに決定した) よく見ればいろんな状態のクラゲがいるじゃないの。 新鮮なのからすでにダメになって見た目がゲロっぽいのまで。 まだ新しそうなのを見つけて、ピントを合わせる。 身体が透けて下の黒い石が見える。不思議なやつだねぇ。 それでいて身体にはちゃんと模様があるのだ。 海はいい。陸地だけでは考えてないものが撮れる。 いくら金属に潮風がよろしくなくっても、海とカメラはセットにしたい。 T-max ASA100、曇りすぎずはれすぎず。海の撮影には理想的な空。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 9, 2004 10:16:51 PM
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