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CASA DE SATCH UMINO

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Sep 6, 2004
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カテゴリ:古本じまん
”FABLIC FOLIOS”大英博物館ファブリック・コレクション
TEXTILES FROM・・のシリーズ。
*アフリカの絹 /Chris Spring & Julie Hudson
*メキシコの織 /Chloe Sayer
*グアテマラの織 /Ann Hecht
インドとパキスタンの刺繍 /Sheila Paine
*アフリカの染色 /John Gillow
中国ミャオ族の織 /Gina Corrigan
(*しるしは今回わたくしお買い上げの巻。)
それぞれ衣服になったものはその着用法、端っこのディテイル、刺繍のアップまで「あ、ここ見たい」って部分がちゃんと出てくる。布好きの目線で作られてるし、それぞれの著者も「ここをお見せしたい!」って部分が「見たい人」と共通してるんじゃないかな。どれもこれも大英博物館の民族誌部門のコレクションなんだそうだ。んまぁ、こんなものまで強奪(笑)してきたんかい、大英帝国は。と呆れもするがその熱意も評価したほうが、いいのかな。

装丁もこれでもか!な柄がばんばん出てきます。
持っていてうれしい。

あ、しかもこの本は神保町「日本特価書籍」で680円でした・・・。昨年出た本です。もとは2800円。布好きなら、走れ、急げ。
デザインエクスチェンジ株式会社刊。http://www.dex.ne.jp

これを眺めていて、こないだうちに来てたFairTradeカタログのことを思い出した。博物館にしまわれるんじゃなくって街に出てあるく時にぶらさげる袋やらなんやらにこの手の「仕事」が施されている例も、いくつか。
こういうあっちこっちの細々と続く(すたれつつあるかもしれない)手仕事を維持すべく、生産者が大量生産の波に飲み込まれないように、継続的にお仕事を依頼し続けていくっていう趣旨の運動でもある。こういうことにお金を払っていくことも、ある意味投資じゃないかと思っている。あらゆる差別的要素・難民援助・南北問題というのに加えて。あ、えらそうだなぁ。でも、こういう問題に向かう人々(たまたま”今回”はわたしはそういうことからハズれて生きてるだけだ)に対するただの消費者なだけ、なんだけど。わたし。

ただ、日本国内にだってたくさん「織」の仕事ってあるんだよね。後継者がいなくなりそうな「仕事」だってあるかもしれない。有名無名問わず。どうしても、南北問題etc.的観点をポイントにすると日本の「仕事」が「救済」とつながらないのかもしれない。でも、国内もそろそろ、こういう保護や維持の方法を考えたほうがいいんじゃないのかね。
そうでないと、博物館でしか会えないものになっちゃうもん。「もの」は手にとってくったくたになるまで使われてこそ本望じゃないかと。





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Last updated  Sep 6, 2004 08:09:43 PM
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 satchumino@ Re[1]:ぴー&ぷー(11/01) 木枯らし1号カウントされてからのほーが…
 satchumino@ Re[1]:交差点(11/03) うん、多分この場所っていつもこうなんだ…
 ぺんじ@ Re:交差点 空の交差点、きれいだね。 長野の方は、ア…
 ぺんじ@ Re:ぴー&ぷー きれいな色。 木枯らしふいてから、紅葉す…

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