ボランティアは遠慮してくださいの件。
救助や救援の邪魔になってしまうというのが理由です。道路はあちこちで寸断されています。もっともな理由です。で、国会議員として真っ先に駆け付けた山本太郎が批判されました。炊き出しのカレーを食った投稿も炎上しました。 本当はすぐにでも駆け付けたいのに我慢しているのだと何人かの議員が言いました。彼らは抜け駆けした山本太郎を厳しく批判しています。顔をつぶされたと思ったのでしょうか。 被災最初の段階で台湾からの救助隊も断っています。現場からのニーズがないからだということでした。そうなのか、意外に被害は小さかったのか、津波も大したことなかったのかもしれない、とその時は私もそう思いました。しかし、生存限界を超える120時間経ってから救助された高齢の女性がいました。ということは現場からのニーズがなかったのというのはウソだったのか、損害を小さく見せるための過小評価に基づく情報だったのではないかとの疑いが出てきました。自衛隊も10,000人待機していたのに初動で投入されたのは4,000人でした。判断が甘いと言われました。 とにかく政府や知事の動きがスマートではないし熱意も感じません。それと反比例するように被災地から次々と悲痛な声が届き始めています。志賀原発の状況もよくわかりません。 ボランティアは来るなというアナウンスは明らかに失敗だったと私は見ています。寄付してくれればそれでいいということらしいのですが、現場の状況が大したことないらしいというのであればどうしても寄付の動きも鈍ります。 まずは「ボランティアに期待します、登録を開始しました」というアナウンスこそ初動では必要だったのです。そのためには、まずは知事が先陣を切って現場視察をし、自らの声で世界に支援を訴えるべきでした。それはあの山本太郎がしていたことです。本当は政府は彼をもっと活用するべきでした。 ボランティアが続々と登録している、という情報は被災地にとっては朗報です。救援や復興の見通しが立ちやすくなります。今をしのげば大勢のボランティアがいずれ助けにやってくるのだという希望は大切です。避難生活をしっかりとした気持ちで過ごすことができます。片付けや生活再建の段取りも立つでしょう。あるいは今回問題になった被災地をうろつく迷彩服姿の窃盗犯の防止にもつながります。彼らは支援の動きが鈍いことに付け込んで被災地に潜り込み悪事を働くのです。 ボランティアは来なくていい、というアナウンスは災害を少しでも小さく見せたいためのごまかしのアナウンスだった疑いが強いです。原発も絡んでいます。騒がれたくないという意識が強くなりすぎているのかもしれません。 またネガティブなアナウンスはボランティアに行こうという人の足も引っ張ります。「変に出かけて行っても邪魔になるだけじゃないの?」なんて周囲から言われかねないからです。だから行政の力でシステムを整え登録制度を確立し現地と後方支援の情報を集約し派遣先を確認して送り出す、またそういった最前線に向かうボランティアを支える別のボランティアを後方支援として組織し活動環境を整える。これはそれなりの大掛かりな試みとなります。リーダー(この場合はとりあえず知事)が必要です。彼が全責任を負って号令をかける役割を果たすのです。 こうして秩序だったボランティア派遣作業が進めば被災地復興の動きは単に効率がよくなるというだけでなく被災者はじめ関係者の気持ちが豊かになるでしょう。社会や人への信頼度が高まるからです。ボランティアは来るな、のほかにも万博は震災復興と関係ない、とかの発言がいかに人々をがっかりさせるものであるか、政治リーダーはよく考えてもらいたいですね、真の国防とは何かということを。 Destiny 体験版を遊びつくしてみた。 貴婦人の乗馬他 オーケストレーションにほんブログ村にほんブログ村↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります! もう一つのアリとキリギリスby 倖和(サチナゴム)