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カテゴリ:本のはなしの巻
初めて読んだ室井佑月は「熱帯植物園」。
10代の性を描いたうんたらかんたらという説明は置いといて 10代の頃って確かにこんな感じで、生きるコトに疑問を持ちながらも とんがってとんがって必死に歩いてた というコトを、思い出すような作品。 村上龍を読みまくってた10代だった私には、ツボにはまりました。 父親の愛人と過ごす時間があったり、 同級生と研究のためにHしたり、 という小説の様な出来事は私にはなかったけど(笑) 妙なリアリティがあるのは、たぶん室井は嘘つきじゃないからかも。 小説なんだから、実話じゃないんだけど、登場人物たちが経験してる物語は けして「嘘」じゃないから、のめり込んで読んでしまう感じです。 上辺だけの感じが全くしないから、面白くてちょっと懐かしく感じました。 文章がどうとか、構成がどうとかすっとばして うっひゃ~!!と言いつつ思いつつ、読みおえました。 毒舌で言いたい事言いまくってるし 小説も自由奔放な感じがするけど、けしてそれだけじゃなくて また読んでみようと思わせるチカラがあるな~と。 さーて、次は何読もうかな~。 でも、図書館で室井を手にとるのって、ちょっと勇気がいる・・・かも お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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