二代目のお嫁さんなり

今年も秋鮭の季節です。
取引先の人に、鮭漁が趣味の人がいて毎年、たくさん届きます。
今年も、まずは3本届きました（毎年、何度かいただきます）。
ありがたやありがたや。

実はこの取引先のおじさん。ヨメの私は魚などさばけないと思ってるのです。
義母がいないと「おかあさんがいないんじゃ･･･置いて行ってもダメだよね」って言うんです。
「おねえちゃんでもいればね･･･」とかさ
あいにく、義姉は土日は仕事お休みなので、出勤してこない。
義母は朝からいろんな用事でお出かけ。夕方まで帰ってこない。

「誰かさばける人、いる？」と聞くので元気に「ハイッ!!」と答えてしまいました。
「えっ、魚さばけるの？スゴイッ!!エライッ!!」と言われ、調子こいちゃった。
「うまくないけど、頑張りますよ」と言ったところ、３本の鮭を置いて行きました。

ど、ど、どうしよう。
ほんとは、鮭なんて、過去に１回しかやったことないっつーの
でも魚なんてだいたい同じでしょ。
１回やったことあるんだもん、なんとかなるでしょ。と腹をくくった。

というわけで、格闘しましたよ。生鮭。
ホントは義母に「お任せ～」と言いたいところだったけど、夕方疲れて帰ってくるのに
鮭がドドーンと３本もあったら、さすがに参るんじゃないかと･･･。
この仏心を出しちゃったのがね～･･･。ちょっと後悔だったりして

とにかく、最初にしたことは････

義姉に電話

「鮭、３本ももらったんですけど、どうですか？」と。
ほんとは、さばいてから届けるつもりだったんだけど
「これから取り掛かるので、すぐにはいけないんですけど････」と言うと
「じゃあ、取りに行くから」と、やってきてくれました。ラッキー。
で、義姉１宅には１本そのままお引渡し。

でも義姉２の家は家族も少ないし、そんなに食べないと知っているので、
とにかくおろして、半身だけおすそわけしようと思ったのでナンとかしなくちゃ。
義姉１が届けてくれるっていうし、とにかくナンとかしておかないと････と、
義姉がくるまでの間に、とりあえずウロコをとって頭を落として３枚におろしましたよ。

頭は、あら汁にすると義父母が大好きで食べるから･･･と思ってたんだけど
頭が切れない。小さくならん。まさかこのまま、かぶと煮にするわけにもいかん。
うーむ･･･と思ってたら、タイミングよく、義姉登場。
「お義姉さん、頭、ちっちゃくなりませーん」とヘルプ要請をしてやってもらいました。
さすがお義姉さん。あっという間にみそ汁の具のサイズに。あ、ありがと～！

というわけで。
一匹はそのまま渡し、もう１匹は３枚におろし、もう１匹は２枚におろしました。
頭は２匹分だったけど、実家の母がこの「アラ」の部分が大好きなので
１／４の身と頭を実家におすそわけ。

３枚におろした方の半身は、サケフライをその場で作り、残った方は、ふり塩をして冷凍へ。
さらに残りの半身は、骨をとって皮をとって、フライかクリーム煮用にして冷凍保存。

がんばりました～！

気合入れれば、なんとかなるもんなんですね。
はっはっは。これで鮭だろうがナンだろうがさばきまっせ。

でもね～。義父母のために作ったあら汁なんだけどね～。
なんかね～、骨の部分にいーーーーーっぱい身がついてたのよね～。
なんとも、肉厚なゼイタクなあら汁になっちゃいました

それでも義母は「美味しい～～！身がいっぱいならとっても美味しいじゃなーい！」と言ってくれて
たくさん食べてくれたのでした。いつも優しい義母。いっぱい食べてくれてありがと～！
そして、その後の一言。

「うーん、美味しかった。

鮭はこれから、

きいぼちゃんにお任せねっ！」

くーっ。調子ぶっこいて、やるんじゃなかったぜ
でも、私がさばくと、煮魚や焼き魚になるような処理はしないからな～。
今年は、いろんな料理で楽しみたいと思いま～す！

ちなみに、いただいた鮭はオスが２本にメスが１本。
ということは･････

イ、イ、イクラちゃ～～～ん!!

はい、もちろん「醤油漬け」にしました。しあわせ～！
明日の朝は、ごはん山盛り食べちゃうんだ～