|
カテゴリ:本のはなしの巻
久しぶりに、野沢尚です。
結構、読んでたつもりだったけど、図書館で見たら読んでないのいっぱいだった(笑)。 手にとったのは「魔笛」。 爆弾テロの犯人が書いた手記、という形式の小説。 ものすっごいドキドキする本でした。 逃げる連続爆弾テロ犯。追いかける刑事。鋭い視点で真実に迫る獄中の妻。 小さな小さな手がかりから、犯人を追い詰めていく刑事がいて 公安と宗教のあいだで連続爆弾犯となって逃げる女がいて。 公安にとっては、その犯人そのものが大爆弾だったわけだから 生きて逮捕させるわけにはいかない・・・けれど 刑事の方は罪を償わせるために、どうしても生きて逮捕しないといけない。 犯人VS刑事という構図だけじゃなく、身内同士の戦いでもあるから 読んでるうちに引き込まれて止まらなくなります。 面白いけどツライ。ツライけど引き込まれる。 なんだよっ!!ふざけんなよっ!!みたいな怒りがフツフツわいたりして 読み終えたら・・・・・ドッと疲れた~。 でも、すごくドキドキしてすごく面白かった。 そして。 野沢尚サンにはまだまだ小説、いっぱい書いてほしかったな~と しみじみ思ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本のはなしの巻] カテゴリの最新記事
|