|
カテゴリ:本のはなしの巻
今年の芥川賞候補作家サンです。
受賞はならなかったけど、4回目の候補だそうです。 実は、今年最初に図書館に行った時に、背表紙見て直感で借りた本でした。 帰ってから見たその日の新聞に、佐川光晴の名前を見つけてビックリ。 え~、この人、芥川賞候補の人~?と。 これは、私の直感ビンゴで芥川賞か!?と思ったけど残念ながら受賞はならず。 これで受賞したら、私の直感も意外にいいかも・・・と思うんだけどな。 口の悪い介護士と、そこのグループホームに暮らす老人たちのお話です。 口が悪いんだけど、お年寄りへの愛情があります。 労わってるんだけど、その労わり方が容赦ありません。 言い合いしながらケンカしながら、それでもものすごくお年寄りたちのことを しっかりと見つめて支えている介護士、とでもいえばいいのかな。 家族ではないけど、一緒に暮らすことで家族以上のつながりがあって 信頼の上で成り立ってる人間関係ってこういうものかも、と思ったりします。 余計な話が少しずつ入っていて、あれれ、って事も少々あって このアタリが、受賞できない要因の一つかな、なんて評論家ぶって言ってみたりして(笑)。 主人公はとっても人間味にあふれていて魅力的。 シリーズがいろいろ出ているようなので、また読んでみようと思ってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月25日 15時12分48秒
コメント(0) | コメントを書く
[本のはなしの巻] カテゴリの最新記事
|