|
カテゴリ:本のはなしの巻
え~、ノンフィクションだけじゃなく小説も読みました。
東野圭吾を借りるつもりが、さすがに人気作家で一冊もなく・・・ で、隣の作家さんを借りてきました。 樋口有介。ミステリーだそうで、サントリーミステリー大賞も受賞経験あり。 月への梯子というタイトルに惹かれて借りました。 40代のボクさんは、小学三年生程度の知能。のんびりおっとり。 お母さんが一人で生きていけるように、アパートを建てて、お母さんが亡くなってから そのアパートの大家として生計をたてています。 この登場人物が、なかなか魅力的。おっとりしていて、忘れない様に常にノートに書いていて。 みんなに感謝して、みんなに愛されて生活してる。 お母さんの遺訓を守り、静かに暮らしているのだけれど。 ペンキを塗ろうと梯子を登ったら、目にしたのはアパート住人の殺人遺体。 ビックリして、そのまま梯子から落ちて重体に。 目が覚めると、梯子から落ちたにもかかわらずかすり傷程度の奇跡の生還。 ところが、アパート住人がなぜか一人残らず失踪していて・・・・という話。 その失踪理由が何なのか、ボクさんの調査が続くのだけれど、そのボクさんにも 異変が起きていて、小学三年生のアタマではなくなるんです。 で、犯人も見つかり、ハッピーエンドと思ったところで大どんでん返し。 あ~・・・・そういう話なのかって。 読み終わると、なんだかどこかで聞いた話、な気もするんですが。 すっごく面白かった~~!という本ではないんだけれど、新規開拓としてはアタリ。 ミステリーなんだけど、凶悪さがない分、安心して読んでられる。 「弟を殺した彼と、僕」はあまりに強烈だったから、どんなミステリーを読んでも きっとたちうちできないんだろうなぁ・・・と思ってますが。 テンポよくまとまってる話なので、とっても読みやすかったです。 また、読んでみようかな、という作家さんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月16日 20時37分01秒
コメント(0) | コメントを書く
[本のはなしの巻] カテゴリの最新記事
|